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  1. 名護市議会 2010-06-10
    06月16日-04号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    平成22年第159回名護市定例会第159回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────┐│招 集 年 月 日│     平成22年6月10日 木曜日 午前10時     │├─────────┼───────────────────────────┤│招 集 の 場 所│       名 護 市 議 会 議 場       │├─────────┼───────────────────────────┤│開       議│    平成22年6月16日 水曜日 午前10時00分    │├─────────┼───────────────────────────┤│散       会│    平成22年6月16日 水曜日 午後3時16分    │└─────────┴───────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 27名 欠  席 0名┌────┬─────────┬───┬────┬─────────┬───┐│議席番号│   氏 名   │出 欠│議席番号│   氏 名   │出 欠│├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  1  │比 嘉 拓 也 君│ 出 │  15  │荻 堂 盛 光 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  2  │岸 本 直 也 君│ 出 │  16  │玉 城 健 一 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  3  │比 嘉   忍 君│ 出 │  17  │神 山 敏 雄 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  4  │志良堂 清 則 君│ 出 │  18  │長 山   隆 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  5  │岸 本 洋 平 君│ 出 │  19  │宮 城 弘 子 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  6  │東恩納 琢 磨 君│ 出 │  20  │宮 城 義 房 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  7  │仲 村 善 幸 君│ 出 │  21  │渡具知 武 宏 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  8  │長 山 一 則 君│ 出 │  22  │島 袋 権 勇 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  9  │照 屋 全 哲 君│ 出 │  23  │具志堅   徹 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  10  │渡具知 武 豊 君│ 出 │  24  │比 嘉 祐 一 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  11  │大 城 勝 章 君│ 出 │  25  │小 濱 守 男 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  12  │金 城 善 英 君│ 出 │  26  │屋比久   稔 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  13  │大 城 秀 樹 君│ 出 │  27  │大 城 敬 人 君│ 出 │├────┼─────────┼───┼────┼─────────┼───┤│  14  │神 山 正 樹 君│ 出 │    │         │   │└────┴─────────┴───┴────┴─────────┴───┘ 署名議員      15番 荻堂盛光君  16番 玉城健一君 議事日程      別紙のとおり 会議に付した事件  別紙のとおり 会議の結果     別紙のとおり法第121条による出席者              市 長  稲 嶺   進 君              副市長  親 川   敬 君 企画総務部長    山 里 將 雄 君   政策推進部長    玉 城 政 光 君 市民環境部長    岸 本   健 君   健康福祉部長    宮 城 秀 樹 君 産 業 部 長   平   三 男 君   建 設 部 長   比 嘉 富士雄 君 水 道 部 長   具志堅 満 昭 君   消  防  長   比 嘉 實 三 君 企画財政課長    金 城 秀 郎 君   基地対策室長    岸 本 康 孝 君 環境衛生課長    佐久川 博 光 君              教育長  比 嘉 恵 一 君 教 育 次 長   中 本 正 泰 君議会事務局出席者 事 務 局 長   我那覇 宗 克 君   次     長   岸 本 健 伸 君 議 事 係 長   安 里   順 君   議  事  係   渡久地   樹 君 臨 時 職 員   岸 本 善 也 君 ○議長(島袋権勇君) おはようございます。これより本日の会議を開きます。 諸般の報告を行います。6月9日付け、全島職域ハーリー大会実行委員長より第32回名護市長杯争奪全島職域ハーリー大会参加についての文書がありました。以上で諸般の報告を終わります。 昨日に引き続き一般質問を行います。13番 大城秀樹君、一般質問を許します。 ◆13番(大城秀樹君) 皆さんおはようございます。梅雨時うっとうしい天候が続いておりますが、今期最後の6月定例会、一般質問を迎えました。私事ですが、平成10年9月13日の名護市議会議員選挙に立候補し、初当選させていただきはや3期12年を経過しようとしております。議員として市民のためにどれだけ頑張ってきたか、振り返りながら思うところ、常に市民目線でおごることなく、議員という責任をそれなりに全うした自信もあるし、何で議員になったのかという弱い心もあったのも確かでありますが、我が身に議員という使命がある限り頑張っていきたいと、心新たな決意をいたし、9月の市議会議員選挙には四度挑戦をし、頑張っていきたいと。また、挑戦される現職の議員の皆さんも全員が所期の目的を達成し、ともに頑張っていきたいと思うところであります。話はがらりと変わりますが、今、国は病んでいます。政治も。政治が不安定であり、不安定ゆえに様々な問題が出てきております。宮崎県で4月20日に口蹄疫が発生して2カ月近く経過しても、終息の見通しがたたない状況で新たな感染拡大が確認され、その影響は宮崎県から九州全域へ広がる可能性を秘めており、被害総額も既に160億円を突破したとのことであり大変な状況になっており、畜産農家は手塩にかけて育てた牛、豚、羊、ヤギの殺処分や消毒作業、将来への不安と身も心も疲れきっているところに、追い打ちをかけるような感染拡大が畜産農家に与えた精神的打撃ははかり知れないものがあり、早急に終息対策を講じ、畜産農家の生活保障に万全を期し、政府も口蹄疫対策特別措置法により、殺処分対象となる家畜に対して、飼育に要した費用を含め補償し地域経済の再建のため、基金設置など、必要な措置を講じていく必要があると思うが、我が沖縄県も名護市も対岸の火事ではなく、防疫体制に万難を排して取り組んでいただきたい。2010年というときは、個人もあらゆる団体組織も行政も国も政治も、一瞬先何が起きるか本当にわからない時代であり、油断することなく心していかなければならないと常に思うところであります。前置きはちょっと長くなりましたが、ただいま議長から一般質問の許可がありましたので、これから13番 大城秀樹、さきに通告いたしました項目の順序に従い、順次質問をしていきたいと思います。質問の事項1 福祉行政について。市民が住みなれた環境の中で、自然に子を産み育てていくことは、ごく普通のことだと思うが、今ごく普通のことが大変危惧されております。健やかな子どもの成長を願い、安心安全なお産の確保と母子の生命を守ることから、1日も早く産婦人科医師の拡充と小児科の診療体制の構築が望まれるところであるが、質問の要旨(1)現在の県立北部病院の産婦人科及び小児科の診療体制は、以前より改善され充実が図られたのかどうかお伺いいたします。配偶者からの暴力防止及び被害者の保護に関するDV防止法が2001年10月13日に施行されてから、8年余が経過し、被害者の相談や一時保護などを行い、被害者の申し立てにより裁判所が会社に対し、保護命令、接近禁止命令や退去命令を発する制度などによって一定の成果が上がっているが、年々相談件数も増加傾向にあり大変危惧しているところであるが、質問の要旨(2)DV(ドメスティックバイオレンス)について、本市の実態についてお伺いいたします。昨年の自殺者は、3万2,845人のうち職場でのストレスなどに起因する精神疾患や失業、リストラによる生活苦から自殺するケースが多く、相談窓口の利用を促す効果的な広報活動の展開が本市としても必要だと思うが、質問の要旨(3)自殺者対策について本市の現況をお伺いいたします。質問の事項2 税の徴収について。税金は自主納税が基本であると理解しているが、名護市に住所を構え、収入、財産等の資産税に課され、そこに課された税を払うのは市民の義務だと思うが、納税組合について理解を深めたいがために、以下の要旨についてお答えを願いたい。質問の要旨(1)納税組合の概要について説明を願いたい。質問の要旨(2)いつごろ設置されたのか。質問の要旨(3)本市55カ字のうち組合に加入している字は。質問の要旨(4)今回、初めて納付書が別の封筒でポストに入っていたが。質問の要旨(5)個人情報保護法との関連は。質問の要旨(6)成果は、市民からの反応はどうなのか、についてお伺いいたします。質問の事項3 ごみ問題について。平成21年2月より、ごみの有料化が実施され、それなりの成果もあり、課題もあり、市民の皆様もいろいろと努力を重ね苦心惨たんしながら頑張ってきているところであるが、この生き物について、質問の要旨(1)カラス対策について、現在市としてどういう取り組みを地域にどう指導されているのかお伺いします。陽気のいい土日は、仲間同士や家族連れ、会社等の同僚、若い青年たちがテントを張って海浜を利用し、バーベキューや海水浴と楽しく過ごしておりますが、すべて終了した後のごみ片づけがなされていない現状があり、地域としては大変に困っています。これから夏本番に向けて対策をしなければならないと思うが、質問の要旨(2)海浜利用者の不法投棄について。質問の要旨(3)関連して看板の設置ができないかどうかお伺いいたします。質問の事項4 北海道日本ハムファイターズ名護キャンプ32年目を迎えて。北海道日本ハムファイターズが本拠地を札幌に移動してからは、チームの看板選手の獲得、そしてパリーグ優勝日本シリーズ優勝アジアシリーズ優勝と、年を重ねるごとに本来の実力を発揮し、全国から注目を浴びる常勝軍団として名を残してまいりましたが、今季はいまだ最下位を抜けきれず苦戦しているところであるが、必ずクライマックスシリーズに上り詰め、短期決戦で必ず勝つと確信しながら声援を送りたいと思います。質問の要旨(1)1978年に沖縄で初めてキャンプを行った先駆者、北海道日本ハムファイターズキャンプ地名護市への経済波及効果について。質問の要旨(2)老朽化した施設の改善についてお伺いいたします。質問の事項5 口蹄疫(こうていえき)問題について。冒頭でも話を申し上げましたが、口蹄疫というのは、牛や豚、羊、ヤギなどのひづめの偶数の哺乳動物に感染するウイルス性の伝染病で感染力が強く、動物の口やひづめなどに水疱(すいほう)ができるほか、発熱によって衰弱することにより、感染した牛や豚の肉や乳を口にしても人間に感染することはないが、感染の広がりを封じ込めるために、国の防疫指針により、同じ農場の動物はすべて殺処分することが定められている。2001年にも英国で大流行したときに、牛など650万頭が殺処分され、被害総額は4兆円にも達したと言われております。県も今帰仁村の家畜研究センターで飼育する種牛、豚を口蹄疫対策で93頭を離島へ避難させたという報道もあり、競り市も中止され、農家の負担も相当なものであり、早速、公明党県本部も沖縄県に対して侵入防止対策と畜産農家への支援に万全を尽くすように要請したところであるが、質問の要旨(1)本市の畜産農家への支援についてお伺いいたします。質問の事項6 地域からの要請について。質問の要旨(1)第157回(12月)定例会で市道勝山線と屋部887-1の比嘉宅前の交差する所にカーブミラーの設置の件について、お話しを申し上げましたが、その進捗状況について、お伺いいたします。質問の要旨(2)市道部30砂田原線と市道部31上原線と交差する所にカーブミラーの設置についてお願いしたいと思っております。質問の要旨(3)旧国道449号から屋部中学校へ入る市道屋部1号線については、道路拡張整備が終了したが、以前の手押し信号機が旧態のまま右左折車両、通行者に支障を来しております。早急に改善をお願いしたいと思います。質問の事項7 渋滞緩和について。質問の要旨(1)市道名166柳原線と市道名175宇座線と交差する所のゴールド給油所前の信号機を時差式信号にかえることについて。質問の要旨(2)市道名175宇座線と市道名286宮里中線と県道名護本部線と交差する大西(西)所の右折時の矢印か、時差式信号機の設置についてお伺いいたします。以上一般質問といたします。 ○議長(島袋権勇君) 市当局の答弁を求めます。健康福祉部長 宮城秀樹君。 ◎健康福祉部長(宮城秀樹君) おはようございます。質問の事項1 福祉行政についての要旨(1)(2)(3)にお答えいたします。まず県立北部病院の産婦人科及び小児科の診療体制ということでございますが、県立北部病院につきましては、昨日の岸本洋平議員にも答弁いたしましたので、重複する部分があるかと思いますが、よろしくお願いします。県立北部病院産婦人科の医師の配置状況でございますが、去る3月に1名退職され、その後1名がまた就任しましたので、計2名の体制で診療を行っている状況でありまして、内容につきましては、開業医等からの紹介のあるハイリスク妊産婦の分娩治療に当たっている状況でございます。中身といたしましては、平成21年中でございますが、分娩総数が201件、北部地域で生まれる約1,000名の子どもがございますが、ハイリスクはその2割程度となっており、その分娩を取り扱っております。それから小児科の医師の配置状況でございますが、去る3月に1名退職がありまして、現在は正職員4名、研修医1名の5名体制となっております。昨年と同様の外来・入院診療体制をとっているとのことでございます。産科、小児科とも医師確保が困難な状況にございますが、北部地域の産科、小児科医療のとりでであります県立北部病院の機能が確保されるよう、北部市町村及び名護市でできることを検討をしている状況ではありますが、救急診療体制を守るためにも、利用する側の市民としてコンビニ受診を避けていただき、症状のある方は、早目に昼間の時間に受診していただくよう、啓発していくということ。それから定期健診をしっかり受けていただき、その受診についての必要性、重要性に対する啓発を図っていき、定期健診の受診率を上げていきたい。それが病院での受診の際に、医師の負担緩和につながっていくものと考えております。続きまして要旨(2)DVについてでございますが、DVの状況、平成21年度の状況でございますが、沖縄県北部福祉保健所女性保護業務としての相談を受けました、相談件数が99件ございまして、そのうちDVに関しましては、61件の相談があったと報告を受けております。それから21年度において、本市の状況でございますが、本市で受けたDVに関する相談内容で、女性が被害となる相談件数は26件ございました。その内訳でございますが、身体的暴力が11件、精神的暴力が15件となっております。現在、本市のDV被害者のうち、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律に基づいて、沖縄県女性相談所において、保護措置を受けている方は5世帯、また住民基本台帳の閲覧禁止や住民票の交付制限と、住民基本台帳事務における支援措置を受けている方が20世帯となっております。次に、要旨(3)自殺対策でございますが、北部福祉保健所がまとめた本市における平成21年中の自殺者数でございますが、現時点では確定した数値ではございませんが、約20人という数値でございます。自殺の原因は複数の要因が重なっているものと考えられます。特に、うつ病と深い関係にあると言われておりまして、うつ病を早期に発見して、治療することは自殺予防につながるということから、市におきましては、県と連携をして施策を進めているところであります。その中で、沖縄県におきましては、北部福祉保健所等、各機関において相談窓口の充実を図っているところでありまして周知が進んでいるものと思われます。本市におきましては、随時行う健康相談とともに、ポスター、パンフレットを各支所、行政区へ配布し、相談窓口の紹介、自殺予防、うつ病について、広報・啓発を行ってまいりました。今年度からは新規事業といたしまして、心の健康づくり事業を導入し、月1回臨床心理士を配置した対面型相談支援事業を始めているところでございます。 ○議長(島袋権勇君) 市民環境部長 岸本健君。 ◎市民環境部長(岸本健君) 事項の2と3、順次説明をします。納税組合の概要について、納税組合は、名護市納税奨励規則に基づき字単位で設置されています。区長を組合長とし、納税義務者を組合員として設置されています。設置の目的ですが、納税意識の高揚と市税徴収手続の便宜を図るため、市税の容易かつ確実な納付に資することです。納付の方法について、納税通知書は組合員に直接郵送し、組合員名簿と納付書を公民館に届け、公民館で納付をしてもらうということになっています。納税組合に対しては、組合員数や納付率をもとに、組合長報償金組合奨励金及び市税納付奨励金が交付されています。年1回組合に、組合長奨励金1,300円、それから納付書1枚につき15円以内です。それから組合員1人につき70円以内で、年1回これは算定します。それから納税期内の納付率に応じて、納税額の100分の3から100分の5の率で奨励金が交付されます。いつごろ設置されたかということですが、昭和46年に施行され、47年から適用されております。組合ですが、いくつあるかということですが、4つの支所にあります。名護区管内はありません。屋部支所管内と、屋我地支所管内は、全区が組合があります。それから羽地支所管内は仲尾区がありません。あとはあります。久志支所管内は三原がなくて、そのほかはあります。38の納税組合があります。それから納付書がポストに入っていたということですが、納税組合での納付書、納付方法は先ほど説明しましたが、山入端区では、これまで組合員全員に対して、税務課より納税通知書と納付書を郵送して本人が直接銀行で納めることが行われてきました。そこで今年から公民館で納付できるよう、他の納税組合と同様、納付書を公民館に届けましたが、税務課からの説明不足もあって、納付書がさらに公民館から本人に配付されてしまいました。個人情報の配慮がなされないまま配付され、税務課として説明と指導不足で迷惑をおかけしました。大変申しわけありませんでした。個人情報保護法との関連ですが、納税者や納税額に対する情報は、特に慎重に保護する必要がある重要な個人情報、秘密情報であり、適正に取り扱う必要があります。プライバシー保護に対する意識が高まる、厳しくなるという時代の変化もあります。しかし、納税組合を通して納付するには、納付書や納税者名簿を公民館へ届けて管理することが必要であります。第三者に情報が漏れないよう、個人情報の保護には十分配慮していくよう納税組合へ説明、指導を行っているところです。成果は市民の反応はどうなのかというところで、地域の公民館で税が納付できることは、高齢者や体の不自由な区民にとっても納付が容易であり、また納税意識の高揚と徴収率のアップに貢献をしてきたものと考えています。しかし、地域の共同体意識の変化に伴い、プライバシーや情報漏れを懸念する声もあります。今後そのような利便性とプライバシー情報の漏れの懸念を勘案しながら、各組合と解決を、利便性を損なうことなく懸念を小さくするために話し合いを進めていきたいと思います。質問の事項3 ごみ問題について。カラスに対する対応については、県内だけでなく全国の自治体が頭を悩ませている問題で、ごみ袋の色を変えるなどの対策を行っている自治体もありますが、抜本的な解決にはなっていないのが現状です。カラス被害に対しては被害に遭わないよう個人で対策をお願いしております。ポリバケツに入れて出したり、網をかぶせるなど工夫してカラス対策をしている市民がたくさんおります。現在、そのほかに効果的な対策として、屋部地域で生ごみを回収しており、実施している5区ともカラス被害がなくなったと報告があります。実際その地域からのカラス被害は11月から被害苦情等は受けておりません。対策としてまずえさとなる生ごみを出さない工夫が必要であり、生ごみの自己処理に係る各事業を展開しており、今後とも積極的に実施していきます。それから海浜利用者不法投棄等については、海浜は管理者がはっきりしており、不法投棄については、管理者がその責任を負うことになっています。不法投棄の防止について、看板設置並びに不法投棄廃棄物の処理については、管理者と連携して対応していきたいと思います。 ○議長(島袋権勇君) 産業部長 平三男君。 ◎産業部長(平三男君) 私の方で事項4 北海道日本ハムファイターズ名護キャンプ32年目を迎えてということで、1978年に沖縄で初めてキャンプを行った先駆者、北海道日本ハムファイターズキャンプ地名護市への経済波及効果についてにお答えいたします。名護市営球場において、北海道日本ハムファイターズの前身であります日本ハムファイターズ春季キャンプが開始されてから、去った2月をもちまして32回目の春季キャンプの実施となりました。ファイターズによるキャンプの期間中は、市内外を問わず、ファンの方々が球場に足を運んでおりました。平成16年の北海道札幌市への本拠地移転、それからメジャーリーグから帰国した新庄選手の入団、それからダルビッシュ投手、稲葉選手、中田選手などのスター選手の登場と、それからリーグ優勝、そして日本一の達成などにより、ファイターズの人気は確固たるものとなりました。そのころから、キャンプにおける観客も急増し、平成21年の春季キャンプにおきましては、観客数が約1万9,000人、マスコミ数が約2,300人、経済効果は約1億2,400万円と試算されております。このことからも日本ハムファイターズ春季キャンプにおいて、発生する経済効果は本市の経済発展に大きく寄与するものと思われます。事項5 口蹄疫(こうていえき)問題について。要旨(1)本市の畜産農家への支援についてお伺いします。ということでございます。先に比嘉拓也議員にもお答えしましたけれども、宮崎県で4月20日に発生した口蹄疫の影響で、沖縄県においては5月の家畜競りが中止となっております。畜産農家は家畜競り中止に伴う収入減と出荷できなかった牛の飼料代等の負担増があり、非常に厳しい状況であります。名護市といたしましては、沖縄県、JAとの連携による消毒用の消石灰の配布を行うとともに5月中止に伴い出荷できなかった子牛の飼料、これは1頭当たり40キログラム、2袋でございます。それを配布しております。今後につきましては、家畜競りの開催状況を見ながら支援していく考えであります。 ○議長(島袋権勇君) 建設部長 比嘉富士雄君。 ◎建設部長(比嘉富士雄君) それでは、事項4の(2)、それから事項6の(1)(2)(3)についてお答えいたします。事項4の(2)についてですけれども、日本ハム名護キャンプの会場である21世紀の森につきましては、昭和51年度の野球場整備の着手以来順次整備を行ってきております。野球場は内野席やその他の関連施設の整備は、昭和61年度までに完了をしております。その間30年余りが経過し、市民やプロ野球球団の利用に支障を来すような箇所については、その都度補修を行い現在に至っているところであります。日本ハムのキャンプの対応については、あらかじめ球団のキャンプ担当者と市の担当者で打ち合わせを行い、補修の必要な箇所の点検を行い、キャンプ開始前までに補修を完了することで対応しているところであります。質問の事項6 要旨の(1)(2)(3)についてお答えいたします。質問の要旨(1)市道勝山線と屋部887-1比嘉宅前の交差する所のカーブミラーの設置につきましては、平成21年度の予算で設置する予定でありましたが、予算の都合によりまだ設置をいたしてないところであります。今後の予定といたしましては、7月中の設置をめどに現在準備を進めているところであります。要旨の(2)砂田原線と上原線の交差する所のカーブミラーの設置につきましては、現場を調査し必要性、緊急性等を検討して設置について検討してまいりたいという考え方を持っております。質問の要旨(3)についてお答えいたします。屋部1号線に係る信号機移設については、平成21年5月に沖縄県北部土木事務所と交差点計画協議及び沖縄県公安委員会との信号機移転に係る協議を開始し、同年7月には信号機移設に係る現地確認を名護警察署とともども行ってまいりました。その後、県公安委員会と名護市との間で移設に要する経費の負担について、調整がうまくいかず、今日に至っているところであります。去った6月8日付けで屋部地区区長会、屋部中学校校長、交通安全協会屋部支部長連名による信号機の移設要請が名護警察署に対し要請が出されているところでございます。道路管理者である名護市といたしましても、今後とも移設について、警察と協議を続け、早期の移設がなされるよう調整を図っていきたいと考えているところでございます。 ○議長(島袋権勇君) 企画総務部長 山里將雄君。 ◎企画総務部長(山里將雄君) それでは事項の7 渋滞緩和について。要旨の(1)(2)についての答弁をいたします。まず要旨(1)について、ゴールド給油所前の交差点につきましては、ブックボックスの方、国道側からブックボックス側の方から、これは相当な渋滞が起こっていると。特に夕方に非常に渋滞が起こっているという状況があります。これは設置機関の窓口である名護警察署にも確認したところ、当然名護警察署としましても、そのことは十分に把握していると。その緩和の要請も非常に多く名護警察署にも寄せられているということがありまして、これつい最近なんですけれども、2週間程度前ですか、市道柳原線の信号機を宇座線の信号機よりも10秒間長くするという措置をとったとのことです。その効果をこれから検証しまして、時差式信号にかえることにつきましては、その結果を見て、今後検討をしていきたいというふうなことでございます。続きましては要旨(2)でございますが、大西交差点につきましては、県道名護本部線の信号機は設置時に、時差式に設定されており、市役所方面からの通りより、沖縄ツーリスト方面からの通りの信号機の青信号を長く設定し、右折車両の通行を円滑にしております。沖縄ツーリスト側からこれも同じように、先ほどのブックボックスの方、ゴールド給油所と同じ夕方になりますと相当込むということで、その部分は右折の時差式信号は既に設置されております。しかしこれは市道宇座線側です、宇座線側から来たときには右折帯がないために、右折矢印がなく、また時差式信号にも対応されていないというのが現状です。その分が渋滞を招いているということであります。これについても、名護警察署も現状を非常に懸念しているところで、今後交通状況を勘案して検討していきたいとのことでありましたので、時差式の設定をこれから名護警察署に要請を続けていきたいと考えております。 ○議長(島袋権勇君) 13番 大城秀樹君。 ◆13番(大城秀樹君) では二次質問はちょっと前後しますけれども、ただいまの企画総務部長からお話しがありましたこの信号機、矢印信号と時差式信号なんですが、今の宇座線と宮里中線、県道84号名護本部線なんです。今、宇座線から右折するかねひでの方向に、それも右折だまりがあるんです。右折だまりはあるが、矢印信号、時差式信号という標示がない。それによって非常に夕方、あるいは交通量の多いときは混雑して、1台も通れない状況もあるんです。だがそれを改善してくれということ。そして名護本部線県道84号には時差式がついているんです。だが市道側にはついていない。宮里中線からはこの右折するときも、右折だまりはあるんです。それで宇座線も右折だまりはあるんです。だからそれに対して何らかの措置を講じて、この渋滞緩和につなげてほしい、そういう思いであります。それでもう1点、この柳原線と宇座線、ゴールド給油所前の信号機、これも再三再四、建設部長にお話しをしましたが、改良をするには予算がかかってなかなか地権者とも相談ができないと。そういうことであるならば、やはり時差式信号で対応をしていくことも必要になってくるのではないかと。やはり道路の幅員が狭いゆえに右折しようとしたときに、直進がくるそして左折車両はとまる。なかなか動かない。だからそういうこともあって、右折するときには時差式か、あるいはまた矢印信号をつけて渋滞緩和にもつながる。市民からの苦情も少なくなっていくのではないかと、そういう思いでこの渋滞緩和策について、お話し申し上げているところでございますので、やはり改良するにはそれなりの予算を伴います。信号設置するときもそれなりの予算は伴いますが、効果を考えた場合には、すぐできるものからやっていただきたい。そのように思っておりますので、よろしくお願いいたします。そして地域からの要請について、部長お話しをされました7月のカーブミラーの設置、その件ひとつまたよろしくお願いします。質問の要旨(2)なんですが、砂田原線と市道上原線との交差する。今は定年をして、農業に従事している方々が大分います。軽トラを購入して、それでこの市道砂田原線からそして上原線に行くときに、ちょっと勾配があって、右、左の確認ができない。しずらい、見にくいということで、やはりカーブミラーを設置していただきたいと。そこでこの農業をしている方が、そこで事故を起こしているんです。要するに向こうからトラックが来るのが見えなくて、事故を起こしている。だからそこにカーブミラーをぜひつけてくれという要請でありますので、ぜひ検討して早急に対応していただきたいと。やはり定年を迎えてこれから農業にいそしんでいこうとする方々が多々おられます。だから農道の整備とか、あるいは見にくい場所とか、適時また皆さんにお話をしながら改善するところは改善していただいて、そしてスムーズに仕事ができるような体制をとっていきたいと、そのように思っておりますので、よろしくお願いをいたします。そして要旨(3)できるだけ早目にしてほしいと。子どもたちの通学路でもあるし、やはり朝夕はこのお子さん、今の子どもたちは車で送り迎えをしている現状であるし、そして非常に危ない、左に行くときも大回りをしないといけないと、この信号の電柱が立っているために、だから何で道路を改良した時点で、安全策を講じなかったかと思うところがあるんです。これはいつごろをめどとして、部長いつごろそれが移動できる体制がとられるのか。ひとつご返事をお願いしたいと思います。 ○議長(島袋権勇君) 建設部長 比嘉富士雄君。 ◎建設部長(比嘉富士雄君) 私どもとしては現場は十分に踏査しているところであり、その危険状態については認識しているところであります。公安委員会、名護警察署もそうですけれども、やはり予算の手当が現状で厳しいということがずっと継続協議になっているという状態でありますけれども、しかし交通の安全、それから道路機能を考えた場合、早急に対応するということが進められていると思います。再度名護警察署と協議して、それをどちらでやるかということについて、早目に決着をつけていきたいと思います。 ○議長(島袋権勇君) 13番 大城秀樹君。 ◆13番(大城秀樹君) 部長、事故起こしてからでは遅いので、ぜひ今、早急にやるお話をされておりましたので、よろしくお願いいたします。そして1番目に戻りまして、産婦人科の件でありますが、やはり産婦人科の環境の改善なくしては、なかなか医者が落ち着かないと、そういうふうなお話を聞いております。そして今現在、部長はお話をされましたが、正職員が1名、そして嘱託1名、2名でやっていると。個人産科は玉城産婦人科、運天産婦人科があります。そこでリスクを背負った方、やはり県立病院には産婦人科があり、小児科があり、そして連携プレイによって、それを乗り越えていけるよう。安心して子を産み育てることができるということで、ぜひ産婦人科には、その産婦人科の体制をばっちりとって、そしてまた小児科医の体制をばっちりとって、安心して子を産み育てていく環境というのは、これ大事ではないかと思っておりますが、部長。今、中部病院に3月にもお話ししましたが、その方は高血圧で7カ月で流産し、そしてまた再度身ごもって、今、玉城産婦人科から中部病院に紹介されて行っており、そして今、元気いっぱいに頑張っているところでありますが、とにかく我が6万人余の市民は安心して診療を受けられるような体制、産婦人科の体制は早目に構築していただきたいと思っております。市長、やはり市長も就任なされて4カ月余になります。いろいろ問題を抱えてのこの現状の中でありますが、やはり市民のこういうふうな生命、はぐくむこの医療体制というのをできるだけ早い時期に、あらゆる手を打って頑張っていただきたいと思いますが、その点いかがでしょうか、市長。 ○議長(島袋権勇君) 市長 稲嶺進君。
    ◎市長(稲嶺進君) 先日も産婦人科問題については、お答えをいたしましたが、5月末ごろに直接、北部病院の産科の先生方とお話し合いをし、その状況を聞いてまいりました。先生方の働く環境の整備をするといういわゆる受ける側の意識を変えることで、先生方をもっと安心してといいましょうか。ゆったりとした状態で診療が続けられるということも大事だということがありました。そのことについては、きのうも女性ネットワークの皆さんとも手をとりながら、そういう運動を展開していきましょうということを申し上げました。さらには、それだけではやはりだめで、医師の確保については、実は5月の何日でしたか、ちょっと日にちは覚えていませんが、ちょうど12市町村長が全部集まったときがございましたので、そのことを議題に取り上げて、これはやんばる全体で考えなければいけないテーマであるというようなことで、そこでもしっかりと行政として要請をする、あるいは要求はしていく、そういうことをみんなでやっていきましょうと。そういう話もやってまいりました。その場合に出たのは、定数というのがある中で定数がきちっと今、守られていない。不足しているという状況ですので、いろんなことを要求をするというような話ではなくて、その定数をしっかりと満たしてくれと。最低限、そういうようなことを県としても守ってほしい、努力してほしいというようなことを12市町村長集まった中で、話し合いをして、そのことを共同で作業していこうという話し合いをしてきましたので、これからも積極的に北部広域としても取り組んでいくという話し合いをしました。 ○議長(島袋権勇君) 13番 大城秀樹君。 ◆13番(大城秀樹君) どうもありがとうございます。今、全国的に医師不足と叫ばれておりますが、やはりある方がお話をされておりましたけれども、小医・中医・大医というお話がありました。小医というのは、要するに近くで診療をなされている医者の先生方、中医というのは大学病院とか、またちょっと上の医者の先生方。そして大医というのは、要するに医者の経験を有し、地域医療も経験し、そして医学博士である。そういう方々が、国会に行って、医療問題、介護問題、福祉問題を論じていくならば、この医療行政はかわっていくんだと。そういうお話をされておりましたけれども、なかなかこの大医の皆さんが国会議員になることは難しいと。そういうお話をされておりまして、実は私たち今回、参議院比例区におきまして、秋野公造という大変すばらしい若き42歳の医学博士を送り出しておりますけれども、国立医師バンク設立をしたいということで、やはり医者はたくさんいるらしい、年間8,000名の医者も誕生されているらしい。その中においてなかなかこの僻地(へきち)医療にいかないと。ということは何が原因かというと、一たん出てしまうと片道切符で戻って研究する場所がなくなると、だから要するに医者は動きたくないんだと、そういうお話を聞きます。そういうことで、国立医師バンクを設立し、そこに登録され、そしていろいろなところに行ってまた戻って研究しようと。そういう場合には、自分の席があいていると。そういうふうな形をしっかりつくれば、医者不足も解消していくという。そういうふうなお話もされております。そういうことでぜひこの医者の問題は、一つの課題としてしっかりと受け止めながら一歩も二歩も前進ある体制をとっていただきたいとこう思っております。市長もぜひ頑張って、我が北部地域に産婦人科、そしてまた小児科の先生が安心してまた医療業務ができるような形をぜひとっていただきたいとこう思っております。そしてDVの件でありますが、これも年々歳々、減ることなく増加にあるということで、やはり相談窓口が必要ではないかと思っておりますけれども、あるまちでは一人で悩まないで相談してくださいということで、被害者専用の電話相談を週1回、市独自で設けているということであります。今現在、我が市としては、家庭児童相談室、勤務時間中、それ以外はやっていないと思いますが、その被害専用電話相談というのを設けてはどうかと思いますが、いかがですか部長。 ○議長(島袋権勇君) 健康福祉部長 宮城秀樹君。 ◎健康福祉部長(宮城秀樹君) 今は相談室の中で受けておりまして、時間外についての対応で電話等の相談は導入というふうなご提案でございますが、実施している市があったり、その辺の調査も行っておりませんで、そういった状況も踏まえながら、調査の状況も踏まえながら、名護市の数の増え方にどう対応していくかを含めて、少し研究、調整させていただきたいと思います。 ○議長(島袋権勇君) 13番 大城秀樹君。 ◆13番(大城秀樹君) その点またよろしくお願いします。そして3番目の自殺者対策でありますが、やはり年間、我が沖縄県でも736件の相談が、沖縄いのちの電話に寄せられる自殺志向の相談件数、昨年736件に達しているということで、非常にやはり自殺というのは自分自身で自分を殺していくと、あってはならないことではありますが、しかしいろいろなうつ病とか、あるいはリストラとか、経済苦とか、借金苦とか、いろいろな形でそういうふうな状況を醸し出していると。その前にやはり相談、相談できることがあれば、しっかりと相談し、そしてまたその病に対しては、また専門医を紹介するとか、いろいろな形がとられると思いますが、本市としても今回の補正で24万1,000円が心の健康づくり事業ということで計上されております。やはり先ほど部長の方からも、20名の方が自殺によって亡くなられているという報告もありました。絶対にあってはならないと思います。切ない世の中ではありますが、生きて生きて生き抜くことが大事ではないかと思っております。ひとつその辺も部長、しっかりと窓口を広げて、そして受け答えしていただきたいと思っております。それで納税組合について、ちょっと時間もありませんけれども、今回も予算、一般会計予算に1,270万円一応計上されております。やはり私たち、税金を納める側は、納付書これが来て初めて、税金を納めるわけであります。今回初めてなんです。だから市民は市長がかわったので、こういう形になったのかという人もいる。ということで、私はこれが初めてなので、役所に行って、課長にもお話を聞いて、なるほどということで一応は理解はしましたけれども、しかし封筒が別の封筒で使われた封筒で、納付書が入って、ポストに入って、この納税したくても、それを見ると納税したくない。そういう気持ちになるんです。これを今、先ほど部長がお話をされておりました、これは指導不足であると。徹底して末端行政に対しては指導していっていただきたいと思っております。それと名護市も行政事務委託費というのが、各行政区に支払いしているわけですから、その辺もやはり税に対して24項目のうち、5、6、7が税に対しての業務委託している。そしてまた納税組合に対しても、やはり指導監督というのはしっかりしていかないと、誤解を招いてしまう。この税に対する要綱があるけれども、こういう形でされた場合には納めたくない。これが心情です。そういうことでひとつその辺もよろしくお願いしたいと。もっと時間があったら質疑応答をしていきたいと思っておりましたが、時間がありませんので、その点をまたひとつ内々にお聞きしたいと思っております。ごみ問題について、海浜利用者、海を利用する方です。このビーチパーティーとか、あるいは海水浴等々、家族そして友人、知人、そして青年会等々いろいろサークルが来て、この海を利用します。その後です、片づけがされていない。要するに管理者という話をされておりました。管理者というのはどこですか、名護市ですか。ちょっとお伺いします。 ○議長(島袋権勇君) 建設部長 比嘉富士雄君。 ◎建設部長(比嘉富士雄君) 基本的には都道府県知事になっております。 ○議長(島袋権勇君) 13番 大城秀樹君。 ◆13番(大城秀樹君) 都道府県知事、都道府県知事が要するに、我が山入端地域のこの海浜を監督、監督はしますが、その片づけ等々はだれがやる。個人。個人が持っていけば上等だが。 ○議長(島袋権勇君) 建設部長 比嘉富士雄君。 ◎建設部長(比嘉富士雄君) 県の委託を受けまして、予算にも計上をしておりますけれども、海岸保全区域において、一部、全体というわけにはいかないんですけれども、名護浦、それから久志あたり、費用をいただいているのは、この2カ所の地域においていただいている金を利用して、年1回か2回程度、清掃しているのが現状でございます。 ○議長(島袋権勇君) 13番 大城秀樹君。 ◆13番(大城秀樹君) 今、山入端区の海岸を降りるときにスロープがあるんです。それがあるがゆえに山入端は要するに、昔は漁民がいましたが、今は漁民はいません。そういうボート関係の方が来て、本当にわいわい騒いでおります。あのスロープを撤去させようと思います。そういうごみが煩雑に不法投棄されているような状況であれば、そういう思いもいたしております。そういうことで、今後看板も設置していただきたいと思うところでありますが、時間が来ましたので、これで一般質問を終了いたします。 ○議長(島袋権勇君) 13番 大城秀樹君の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午前11時1分) 再 開(午前11時12分) ○議長(島袋権勇君) 休憩前に引き続き会議を開きます。10番 渡具知武豊君、一般質問を許します。 ◆10番(渡具知武豊君) おはようございます。ただいま議長のお許しがありましたので、新風21会派、10番 渡具知武豊、一般質問を行います。本日は傍聴席にカメラが2台もあるということで、私そういう場で一般質問をしたことがあまりないものですから、とても緊張しております。昨日もお話がありましたが、伊藤善是君が職場体験ということで傍聴席の方にいらしております。彼は私が東江中学校のPTA会長をしているときに、毎朝車いすで学校の方まで自分で押してくるということで、そして学校に来ると校長先生と一緒にハイタッチをするというような光景がありまして、大変感動をしたわけでありますが、これからもまた頑張っていただきたいというふうに思っております。さて、質問の事項に沿って質問をしていきます。質問の事項1 キャンプ・ハンセン東シナ海側斜面の一部返還について。質問の要旨(1)平成2年の日米合同委員会において合意されたキャンプ・ハンセン東シナ海側斜面の一部について、来年12月末返還が予定されているが、これまで市及び議会の決議等により、4回延長をされてきました。市は基地の整理縮小として返還を望むのかお伺いをいたします。質問の事項2 本年度の設計事業について。質問の要旨(1)本年度予定されている喜瀬交流プラザ整備事業等、いわゆる継続事業も財源が厳しくなっている中、地元には不安が広がっております。市として事業を執行するためにも、環境整備事業の民生安定事業等を沖縄防衛局に要望すべきだと思いますが、どう対応されるのかお伺いをいたします。質問の事項3 環境行政についてであります。質問の要旨(1)生ごみの堆肥化への取り組み状況についてお伺いをいたします。質問の要旨(2)生ごみを減量化したり、堆肥化したりする電動型の生ごみ処理機を普及させるため、一部補助金を充てる自治体が増えております。現在、市のモニターとして処理機を使用している市民の意見等についてお伺いをいたします。質問の要旨(3)ごみ処理施設建設の進捗状況についてお伺いをいたします。続きまして質問の事項4 行政サービスについて、質問の要旨(1)民法第772条の規定により、離婚後300日以内に産まれた子を一律に前夫の子として扱うため、実際の父親の子として出生届を出せずに、無戸籍となっている赤ちゃんに対し、公平な行政サービスが行き届いているのかお伺いをいたします。質問の事項5 道路行政について。質問の要旨(1)民主党政権で行われている「行政刷新会議」の事業仕分けで国道の維持管理費が削減されるのに伴い、除草や路面清掃の回数が減るとのことだが、市としてどう対応するのかお伺いをいたします。二次質問は自席より行います。 ○議長(島袋権勇君) 市当局の答弁を求めます。政策推進部長 玉城政光君。 ◎政策推進部長(玉城政光君) それでは私の方から質問事項1の質問の要旨(1)キャンプ・ハンセン東シナ海側斜面の一部返還についてお答えいたします。この件につきましては、これまでも名護市は沖縄防衛局及び関係機関に対し、継続使用を求めてきたところであります。市といたしましては、土地所有者及び関係区等の意向を踏まえ、適切に対応してまいりたいと考えております。それから質問の事項2 本年度の設計事業としての要旨(1)喜瀬交流プラザの整備事業についてでありますけれども、この喜瀬交流プラザ整備事業につきましては、平成21年度の再編交付金事業として、教育委員会において調査・設計業務に係る予算措置がなされ、平成21年度において、内示を国から受けてきておりますけれども、諸般の事情により事業執行が遅れて、現在繰越承認を受けて明許繰越事業として平成22年度に計上されているところであります。担当課においては、補助金交付申請の準備が整っていると聞いておりますので、今年度平成22年度において、沖縄防衛局からの申請業務の開始を受けて手続が進められていくことになると考えております。ご指摘の防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律、これの第8条に基づく民生安定事業としての整備を要望することにつきましては、今後の状況を見ながら検討していきたいと考えております。 ○議長(島袋権勇君) 市民環境部長 岸本健君。 ◎市民環境部長(岸本健君) 環境行政について、質問の要旨(1)(2)(3)について、お答えいたします。生ごみの堆肥化への取り組み状況についてです。燃やしていいごみの約30%が生ごみであり、そのごみを堆肥化処理することにより、減量化、リサイクル推進に大きく寄与します。人数の多い家族で毎日多くの生ごみが出る家庭、ひとり暮らしでほとんど生ごみが出ない家庭、また生ごみが処理できる程度の庭がある1戸建ての住宅、庭のない集合住宅など、生活様式に合わせた様々なごみ処理方法が求められます。そこで生ごみ堆肥化事業として現在様々な事業を展開しているところです。その一環としてさきに宮城弘子議員より質問のあった段ボールコンポストでの処理方式の普及や屋外設置型コンポストの処理方法の指導、生ごみ処理機補助交付事業を展開しております。効果的な事業として屋部地区の5区で実施しています集団生ごみ堆肥化事業ですが、週3日各家庭より生ごみを回収し、処理については、地域住民がボランティアで花の里土づくりセンターで処理をしております。昨年の11月から今年の5月までで約30トンの生ごみを堆肥化しました。その後、アンケートを実施したところ1,211世帯にアンケートを実施しましたが、回答率が13%で65%の方が、燃やしていいごみの指定ごみ袋の使用数量が減ったという回答をしております。また74%の方がその事業を続けてほしいという要望がありましたので、平成22年度も継続して実施をしております。その結果、効果が出ているものですから、平成22年度も他地域で展開をしていきたいと考えております。処理機のことですが、モニター、さきにお答えした一連ですが、生ごみの処理方式の一環として平成21年度に生ごみ処理機、又は処理容器の使用状況を把握し、有効利用かつ効果的な利用方法を確立することを目的として、利用者モニターを募集したところ、13世帯の方々からの応募があり、生ごみ処理量、使用上の問題点などを毎月報告してもらいました。結果、702㎏の生ごみが処理され、代表的な意見として燃やしていいごみが確実に減ったとの意見が寄せられました。他の生ごみ処理方式同様、今後とも効果を検証し、生ごみ処理機補助事業を効果的に実施していきたいと考えております。それからごみ処理施設建設の進捗状況について、平成21年度に一般廃棄物処理施設建設適地選定委員会並びに作業部会を設置し、審議してまいりまして、名護市案として6カ所の適地を選定しました。平成22年度は名護市がどのようなごみ処理施設を整備し運営していけばいいのか、市民環境審議会を立ち上げて、有識者、市民代表、民間団体の委員などを選出しまして、名護市に合ったごみ処理施設や処理方法などを検討していきたいと思います。事項4 行政サービスについて。指摘のあった戸籍・住民票に記載のない子に対して、平成19年3月に国より県を経由して、各自治体あて行政サービスが受けられるよう事務指導の通知がなされました。本市においてもそういう該当者が不利益にならないよう住民票にかわる住登外登録をして、国民健康保険課、児童家庭課、健康増進課などと、連携をしてこの当該者が不利益にならないよう配慮をしております。 ○議長(島袋権勇君) 建設部長 比嘉富士雄君。 ◎建設部長(比嘉富士雄君) 質問の事項5 道路行政について。要旨(1)についてお答えいたします。国の事業仕分けの対象となった国道の維持管理について。北部国道事務所に確認したところ、除草作業については、従来は年2ないし3回程度実施していたものを、年1回実施し、路面清掃については、毎月行っていたものを年1回に縮減して行うとのことでありました。しかし交通安全に支障を来すと判断される箇所においては、複数回数実施するとのことであります。この仕分けは全国一律に実施するものと聞いております。しかし、国道は県民の生活道路としての機能ばかりではなく、観光、産業道路としての責務を担っていると認識しているところでありますので、今後名護市としてどのような対応が可能か検討する必要があると思慮しているところであります。 ○議長(島袋権勇君) 10番 渡具知武豊君。 ◆10番(渡具知武豊君) それでは事項に沿って二次質問をしたいと思います。現在名護市には、キャンプ・シュワーブ、そして辺野古弾薬庫、キャンプ・ハンセン、この三つの施設の米軍施設が存在をしているわけであります。市長の考え方の中に、この普天間の代替施設に関しましては、はっきりと意思を表明をされている。現在、この名護市にある先ほどの米軍施設に関しては、市長はどのように考えているのか。このどのように考えているのかというのは、いわゆる基地が現在、既存の米軍施設があります。この既存の米軍施設の整理縮小もこれから求めていくのか。そのことについて、お伺いしたい。それとそれぞれのこの3施設の面積について、お答えいただきたいと思います。 ○議長(島袋権勇君) 基地対策室長 岸本康孝君。 ◎基地対策室長(岸本康孝君) 名護市には今、4施設の施設があります。八重岳通信施設については面積が2万5,000平米です。次にキャンプ・シュワーブについては、後ほど資料を提供したいと思います。 ○議長(島袋権勇君) 政策推進部長 玉城政光君。 ◎政策推進部長(玉城政光君) 既存の米軍基地に対する市の考え方ということで先ほどありました。このことにつきましては、市長は辺野古の海にも陸にも新しい基地はつくらせないということは公約として伝えてきておりますけれども、既存の基地の整理縮小については、そういうことについては、申し上げておりませんので、私たちといたしましては、既存の基地の整理縮小については、これまで同様、要するに関係区及び地主等の意向を踏まえて対応していきたいと考えているところであります。 ○議長(島袋権勇君) 10番 渡具知武豊君。 ◆10番(渡具知武豊君) 市長の考え方を政策推進部長の方が述べられたということになるんでしょうね。この件については、先ほども述べましたが、平成2年の日米合同委員会で決定をされた、いわゆる23事案でしたか。その中の合意だというふうに理解をしているんですが、でもそのいきさつというのがよく今わからないんです。これまで4回にわたって、その返還に対しては議会、そしてまた行政側が努力をし、延長の手続をとってきた。とってきたわけなんですが、その平成2年に合同委員会でそれが決定をされた、いわゆる一部返還が決定をされた。そのいきさつについてちょっと説明をしていただきたい。それと、このキャンプ・ハンセンから市の方に地代として年間いくら入っているのか。そしてまた地元3区に対して、いくら配分されているのか。これは条例に基づいて配分されているものだと思いますが、そのことについてもお伺いしたいと思います。 ○議長(島袋権勇君) 政策推進部長 玉城政光君。 ◎政策推進部長(玉城政光君) このキャンプ・ハンセンの東シナ海側斜面がどうしてこのSACOの23事案に入ってきたかというこの経過、経緯ということでありますけれども、そもそもこの東シナ海側斜面の一部返還については、昭和51年に既に日米安全保障協議委員会で、移設を要せずに返還される事案として取り上げられてきております。そういう中において、平成7年の12月において、日米合同委員会の中で、その23事案の一つとして、これが返還が合意されてきております。その後、その合意がされた後に地元、幸喜区やあるいは喜瀬区等からこの撤回を求める要請等がありまして、平成10年の12月31日まで延長されることが最初に決まりました。その後、平成10年の12月31日までの返還予定でしたけれども、やはりまたその間に喜瀬、幸喜区とあるいは関係地主等からその延長を求める要請等がありまして、次が平成15年末までの延長が認められたと。そして次に、平成20年の12月末までさらに延長ということで、これまで平成20年の12月末までの延長の後、今回が平成23年12月末までということで、過去4回この返還の延長ということになっております。その間、やはり幸喜区、喜瀬区とあるいは名護市地主会等から、その延長の申し入れがずっと名護市、あるいは沖縄防衛局等に提出されて、これまで延長されてきたということでありますので、今後も名護市としては、そういう関係区等の意向に沿って対応していきたいと考えております。 ○議長(島袋権勇君) 基地対策室長 岸本康孝君。 ◎基地対策室長(岸本康孝君) 先ほどの地代については、今は手持ちの資料は平成18年の資料でしかないものですから、まず喜瀬区には5,800万円、そのうちの分収金が2,300万円程度です。それから幸喜区については4,900万円程度です。それから分収金については2,000万円程度、それと許田区については52万円で分収金については20万円程度となっております。 ○議長(島袋権勇君) 10番 渡具知武豊君。 ◆10番(渡具知武豊君) ただいま分収金の配分と、あるいはまたこれまでの日米合同委員会での決定についてのかかわりについて説明をいただきました。今のその分収金配分金に関しまして、条例に基づいて、先ほど4割でしたか、配分をされ6割が名護市の財源になっていると。全体で1億2,000万円余りだったと思いますが、その予算がこの関係区に毎年交付されていたわけです。今回この平成23年、来年の12月末でこの期限が切れるということなんです。それぞれの区はこれまで20年余り、もっとですか。その予算でもって年間の区の行事等を行ってきたわけであります。そういうことについて、今、返還の期限が迫っているという中で、喜瀬区あるいは幸喜区、許田区も含めて区民から不安の声が上がっているんです。これが来年返還されるということになった場合、これまで4回にわたってこの延長を要請してきた、それが延長ができたということの中で、当然地元の意向も踏まえながらという先ほどの答弁もございましたが、その地元の意向もこれからもしっかりと聞いていただいて、同じように、いやまたそれ以上に強く要請をしていただきたいわけなんです。これまでは市長と区長、また私も一緒になって、那覇防衛局あるいは東京の方にも出向いていって、要請をしたこともございます。やはり地元の意向を最大限に尊重して、そしてまた実現に向け努力していく、そのことが市に求められているものと思いますが、これから区の意向を聞いていくということになるとは思いますが、実際にこの交渉していく場合に、どういった形でこの交渉をしていくのかです。またその交渉に伴っては、ある面議会の協力も必要ではないかと思うんですが、その辺どう取り組んでいくのかです。お伺いしたいと思います。 ○議長(島袋権勇君) 政策推進部長 玉城政光君。 ◎政策推進部長(玉城政光君) これまで延長してきた経緯といいますのは、やはりこの関係区からその延長の申し入れの文書があって、それを踏まえて名護市がまたそれを国の方に提出するというようなことでやってきております。そういうようなことで今後も同様なそういう関係区から延長の要望等が提出されれば、それに基づいて市としても対応していきたいと考えております。 ○議長(島袋権勇君) 10番 渡具知武豊君。 ◆10番(渡具知武豊君) 先ほどの質問をした中で、市長のこの既存の基地に関する考え方について、質問をしたわけであります。政策推進部長がお答えにはなったんですが、市長は自らいろいろなことに答えられている市長でありますので、別にそのことがどうのこうのということにはならないと思うのですが、市長の方から既存の基地に対する対応について、考え方、どういった、先ほど言った整理縮小を求めていくのかということも含めてなんですが、その考え方をお伺いしたいと思います。 ○議長(島袋権勇君) 市長 稲嶺進君。 ◎市長(稲嶺進君) 先ほどは西側斜面の話がメーンとなった答弁になっております。この既存のトータルとしての既存の基地の整理縮小について、これは歴代の市長もそれから県知事もほとんど皆さん、そういうような整理縮小ということを県民の要望としてずっとやってきたと思います。このことについては、これまでやはり基地の負担というのは、みんな大きな負担というのを感じてきているわけですから、整理縮小というのは、これはやはり県民世論がそういうふうなことを示していると思っております。 ○議長(島袋権勇君) 10番 渡具知武豊君。 ◆10番(渡具知武豊君) 県民世論がその整理縮小に向かって動いているとでもいいましょうか。そういう方向にあると、よって市長としても整理縮小に向け取り組んでいくというようなご発言だったかと思うわけなんですが、これから地元の意向をしっかりと確認をして、そしてその手続を進めていく、もちろん継続使用を進めていただきたい。ああいった斜面を返還されても利用価値も何もないんです。その跡地利用の計画がまだ策定をされていない。そういうことでこれまで何度にわたっても延長をしてきた。その理論がこれから通るのかどうかよくわかりませんが、そのことについては、しっかりと対応をしていただきたいと今思っております。続きまして2項目の設計事業いわゆる喜瀬交流プラザの整備事業について、お伺いをしたいのでありますが、再編交付金が今交付を受けれる対象になる自治体にはなっていない。そういったことだと思うんですが、この基地周辺事業、そういったものを使って要望すべきじゃないかという趣旨でご質問をしているわけなんですが、この基地周辺整備事業には、3条予算、あるいは8条、9条という予算があって、いわゆる8条予算の民生安定施設の整備ということで、コミュニティー施設、あるいは屋外運動場の建設にもそれで使えるわけなんです。それと調整交付金、防衛施設周辺整備調整交付金いわゆる9条の予算なんですが、これにも公共用の施設の整備に対して交付をされるとなっているわけなんです。こういった防衛関係の予算がある。本年度の設計事業しているのは、喜瀬交流プラザのほかに、大東体験学習施設も予定をされているわけです。そこでこの趣旨にもあります民生安定事業を要望すべきだというお話をしたんですが、ここ数年間の名護市の民生安定事業の予算、過去二、三年に使われた予算、あるいはまた防衛施設周辺整備交付金ですか、いわゆる調整交付金の予算が過去にいくらぐらい年度で使用されているのか、そのことに対してお答えをいただきたいと思います。とりあえずそのことについてお願いいたします。 ○議長(島袋権勇君) 企画財政課長 金城秀郎君。 ◎企画財政課長(金城秀郎君) 民生安定事業の8条でございますけれども、これにつきましては、決算ベースで過去3年間、平成18年度から20年度の決算ベースになりますけれども、これにつきまして18年度は6,239万5,000円ということになっております。19年、20年度については、執行はゼロということになっております。それから9条交付金の部分につきましては、これにつきましてはSACO部分と、調整交付金という部分がございまして、平成18年度の決算が全体で6億3,600万円、それから19年度におきましては3億1,396万6,000円、それから20年度におきましては、7,429万1,000円ということになっております。 ○議長(島袋権勇君) 10番 渡具知武豊君。 ◆10番(渡具知武豊君) 民生安定施設整備事業というのは、ここ二、三年使われていないという答弁だったかと思うんですが、そうなった場合に、その調整交付金は毎年、いろいろと利用されている。しかしながら平成19年度は3億円、平成20年度は7,400万円ですか、そういった予算の範囲内で使用されているということになっているわけです。それについては、これまでいろんな防衛関係の予算があった、そういったことで事業整備が進められてきて、あえてその予算については請求をしなかったのかどうか。その辺のこともあろうかと思うのでありますが、いずれにしてもこの民生安定事業等の予算で公民館を建設していく、これは喜瀬区の公民館だけではなく、大東区もあるし、その他の公民館の事業も今回あったかと思うんです。そうしますとやはりこの再編交付金というのが必要になってくるということになるわけです。先ほども述べましたが、この現在、我々は名護市はその再編交付金を受け入れる自治体から除外をされている。そのことについては、前政権の鳩山政権のときに、移設に関しては、いわゆるゼロベースで見直すということで、辺野古がその移設先ではなくなったというように考えられるわけです。しかしながら5月28日の日米合意でこの代替施設はキャンプ・シュワーブ辺野古地区及び、それに隣接する水域に設置すると確認したとなっているわけです。さらには代替施設の位置・工法は8月末までに検証・確認を日米安全保障協議会までに完了させるというようなことになっているわけです。現在いま、5月28日の日米合意だけでは名護市が再編交付金を受け取る自治体としてまだ認められていない現状がそのようになっている。しからば8月末になったら、この再編交付金を受け取る市町村の要件は満たすものと私は独自に解釈するわけです。この再編交付金の概要説明書には、事業の進捗に支障が生じる場合は、交付額を減額したり、あるいはまたゼロにしたりすることができる。ということも示されております。3月の去った議会において、市長と宮城義房議員のやりとりの中に、市長の権限ということがございました。市長は常日ごろから、この施設に関することは明確に打ち出している。しかしながらこの移設建設に反対する法的権限はないというようなことも去った議会で、そのやりとりの中で言っていたかのように思われるわけです。そうなった場合、いわゆる法的根拠がないわけですから、市長がこう反対をしても再編の妨げにはならないという解釈も私はできるのではないかと思うんです。ですから先ほどこの再編交付金についてのお話もございましたが、現政権は地域主権を唱えている民主党政権でございます。民主党県連は選挙のときに名護市長を支持をしていた、そしてまた応援をしていたんです。もう一つ、これは報道によることをそのまま言うことは、少しどうかなと思うんですが、それはそうでなければ、また否定をしていただきたいんですが、たしか新聞の方に現内閣の官房長官の方が市長選挙、いわゆる稲嶺市長の選挙のときに、ため書きがあって、そういう形でそういうことがあったというような報道からすれば、かなりこの政府との信頼関係というのも、これからその点においては築いていける。ですから要請をすれば、そういったことがうまくいくかもしれないと思うわけです。でもやはりこの原資となるのは再編交付金になるものだと思われるわけです。そうなった場合に、これまでのこの再編事業の進捗に伴って、全体の35%、環境影響評価で25%でしたか、その金額、いわゆる残りの9億円の予算が名護市は受け取る権利があるんです。そうなった場合に、市長も先ほどの3月の議会にまた戻るんですが、そのやりとりの中で、多くの市民がこれまでの振興事業には、あまり効果がなかった。そしてまた暮らしがよくなっていないというような意見が市長の周辺には多いということもおっしゃっておりました。市長が自ら言う自分たちでつくりあげる地域振興ということで、全く新たな事業を提案をして、その名護市の活性化に向けてやっていただきたいと思うわけです。当然受け取れるべき交付金でありますから、市長が独自で、これまでの新規事業を提唱する必要はなく、市長が独自でそれを提案をしていく。そうした中で、先ほどの再編交付金のいろんな規定があるんですが、しかしその規定にはまらない可能性もあるわけです。ということは交付を受けれる自治体として認められる可能性も十分残っている。そういうことも考えて、提案、行動したらいかがと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(島袋権勇君) 政策推進部長 玉城政光君。 ◎政策推進部長(玉城政光君) 私の方から再編交付金の名護市の考え方について申し上げたいと思います。先ほどの渡具知武豊議員が再編交付金の対象自治体ではないというようなことを申し上げておりましたけれども、私たちは対象市町村ではあると思っています、現在でもです。これは先ほど申し上げましたように、議員が申し上げたように、名護市はこの政府方針の中で辺野古沿岸域というようなことが明記されているわけですから、名護市は対象市町村ではあるわけです。しかしながら、市長の方針としてここに基地をつくらさないと言っている以上、新規の再編交付金については、受け取ることができないと。しかしながら、これまで継続事業として進めてきた事業については、この再編交付金を受け取る権利がある以上、その最後まで事業の貫徹をしていただきたいということで、今年度においても、再編交付金の予算計上をしていたところであります。 ○議長(島袋権勇君) 市長 稲嶺進君。 ◎市長(稲嶺進君) 再編交付金の対象となるかどうかは、やはり国が判断をし、そのときに決めるということになっておりますが、3月の議会でも申し上げましたように、その時点までに内示があった、あるいはまた継続事業として位置づけられていた、そういうものについては、完成までそのことをしっかり見ていただきたい。そういうようなことを3月の議会でも申し上げましたので、そのことについては3月議会と考えは一緒でございます。 ○議長(島袋権勇君) 10番 渡具知武豊君。 ◆10番(渡具知武豊君) 名護市の方は再編交付金の対象団体である、自治体であるという考え方。しかしながら市長の方針として新規事業についてはこの再編交付金は受け取らないということで、新規事業には充てないというようなこれまでの施政方針と、それに沿っての考え方かなと思うわけですが、我々も一議員であります。いろいろな考え方でもって、そのある予算を当然として要求をしていく、そういったことも我々議員はできるわけなんです。ですから、このことについては、政府の方がどういう形でこれから名護市に交付をしていくか。いつごろそういったことになるのかならないのか。そういうことも勘案しながら、9月以降になるんでしようか。政府に対して要請をしなければなりません。その前に我々は選挙も控えておりますし、どうなるかわかりませんけれども、市長のためにも選挙で頑張って、議会に戻ってこないといけないと改めて思っているところであります。続きまして環境行政について、質問をさせていただきます。昨日、宮城弘子議員からございましたが、私も5月の上旬からこの段ボールコンポストを始ているわけなんです。毎日毎日このコンポストに生ごみを入れ、そしてそこに空気を当てていき、そして発酵させて、ごみが本当に生ごみがなくなっていく。この段ボールコンポストが一番手軽に生ごみの減量化に向けて取り組めるものではないかと思っているわけなんです。今、屋部、安和地域において、生ごみを回収をして、そして堆肥化する運動も行っている。そして先ほどもございましたように、処理機を利用して家庭で処理をしていく。そういったモニターの方々のいろいろな意見をこちらの方に掲載をされているわけなんですが、この中でやはりごみに対して意識がいろいろとこう変わってくる。できるだけごみを出さない。そして名護市が目指している循環型社会を形成していくために、資源になるものは資源にというようなことで、市民の意識が一番変わっていくことが、このごみ問題を解決していく手段になると思っているわけなんですが、3月の議会で名護市のごみ収集の件で4品目ほど、月に一度回収されている品目があって、それを二度回収できないかというようなこともお話しましたが、そのことに関して明確に答えておりません。名護市においては、他の市町村では月に1回というのはほとんどない。それはそのごみ焼却施設が名護市と違って、ビニールを向こうは燃やせる。しかし名護市の場合はビニールは限定されるというようなことがあって、そういった回収になっていると思うんですけれども、今、月1回回収しているごみ、これは何と何があって、どういうふうに処分されているのか。お答えいただきたいと思います。 ○議長(島袋権勇君) 環境衛生課長 佐久川博光君。 ◎環境衛生課長(佐久川博光君) まず名護市の月1回出すごみの品目としては、燃えないごみ、それとゴム製品、家庭用金属類、小型家電製品、有害ごみ、食用油となっております。その処理方法ですが、まずゴム製品は、中部にあります中部北環境清掃組合の方で焼却処分となっております。燃えないごみは最終処分場への埋め立て、有害ごみは、これも沖縄市の業社の方に引き取ってもらい、本土の方で再生をしているという状況です。次に食用油ですが、これはネオパークにございますBDF処理、バイオディーゼル燃料処理施設です。そこで処理をし、ボイラーの燃料として使用しております。次に家庭用金属類ですが、これは市内の業者の方に引き取ってもらって処理をしております。最後に小型家電製品です。これも同じく市内の業者に引き取ってもらって、処理をしている状況にあります。 ○議長(島袋権勇君) 10番 渡具知武豊君。 ◆10番(渡具知武豊君) それぞれの処分の仕方が説明がございましたが、今の月に2回回収しているその他のビニールというのがあります。その他のビニールもたしか中部北環境の方で焼却処分を依頼していることになっていると思いますが、そういう中において、先ほどのこのゴム製品ですか、その他のものはいろいろと処分の仕方が違うんですが、ゴム製品についてはその中部北環境で焼却処理をしてもらっているという話がありました。であるとすれば、それをそのビニールと一緒にその他のビニール、いわゆる名護市では処理ができなくて、中部北環境で焼却処分をしているその他のビニールと一緒に出しても何ら問題はないのではないかと思うのです。今、市長が公約として掲げているごみ処理の簡素化、そのことに向かっていろいろと取り組みをしていると思うのですが、まだ目の前に市民が実感としてごみ処理が簡素化されたということは全くないわけです。そういったことを示すためにも、その処理をもう少し簡素化できる。要するに分別ですよね、分別。そういうことも考えていく中で、わずかでは今あるんですけれども、同じ焼却をしているのであれば、それに沿って一緒に回収させる。そういった考え方はできないのか、お伺いします。 ○議長(島袋権勇君) 環境衛生課長 佐久川博光君。 ◎環境衛生課長(佐久川博光君) その他プラスチック・ビニール。月2回の収集しているものと、また月1回のゴム製品、同じ焼却処理であれば、一緒に収集できないものかということがありました。現在のその他ビニールにつきましても、受け入れ先の方で、ビニール系プラスチックの中には、要するに軟質、硬質とかあります。それも一応分けて処理をしている状況にございますが、今後、そのゴム製品もその中の一緒に収集をして、処理ができるような仕組みを今後検討してやっていきたいと考えております。 ○議長(島袋権勇君) 10番 渡具知武豊君。 ◆10番(渡具知武豊君) それと3月の議会で、このごみ袋のもっと小さいものがつくれないかということがあって、製造元に要望しているということがございました。そのことについて、どうなっているかということと。それと廃プラスチック・ビニールの回収状況、現在良好であるのか。その点についてお願いしたいと思います。 ○議長(島袋権勇君) 環境衛生課長 佐久川博光君。 ◎環境衛生課長(佐久川博光君) はじめに10リットル以下の5リットルの小さい袋が必要じゃないかという要望ですが、確かにその袋につきましては、市民の方からも要望として寄せられております。これまた私たち課の方でいろいろと検証しながら検討していきたいと考えております。ビニール系の処理の状況ですが、一時期、容リプラの方が汚れとかそういう出し方の分別の方法で、いろいろと収集がされずに困っているという状況がありましたけれども、現在はこの容器包装の収集、それからその他ビニールで出される状況につきましては、大分よくなっているような状況にあると思います。 ○議長(島袋権勇君) 10番 渡具知武豊君。 ◆10番(渡具知武豊君) ごみ処理施設建設についての進捗状況等もございますが、この問題は先ほども説明がございました。しっかりと取り組んでいただきたいと思うわけです。次に4番の行政サービスについてですが、この問題、いわゆる民法の772条の規定ということになっていて、そこの2項目ですか、その後段の方に規定がある。いわゆる離婚後300日以内に産まれた子ども、これは法律上、前の夫の子としての推定が働き、その推定を破るためには裁判をする必要がある云々と、いろいろと書かれているわけです。裁判をしないで出生届を出せば、子どもは無戸籍となるとあって、そのために各種の行政サービスが受けられないという弊害が生じているということがあります。名護市においても、そういったケースがあると思うのですが、それが適切に対応されているのかということになった場合に、先ほど部長の答弁の中で、住民票にかわる住登外登録ということで各課と連携をして、普段の子どもと変わらないようなことをやっていますということがあるんですが、実際にそういう条件になっている方の話によりますと、やはり上の子に対していろいろな案内が来る、例えば予防接種、ワクチン接種の案内が来るという中で、この子は来ていないわけです。来ていないということは、もちろん届け出を出していないから来ていないということにもなるかもしれませんが、では出していたとしたら今言うような住登外登録をしっかりやっていて、各連携がとれているということでも理解するわけなんですが、こういった相談といいますか、言われる方はいろいろとその状況に対して切実に訴え、行政もしっかりと対応していると思うのですが、何かそれでも若干、具体的には申し述べませんが、あるということもあるんです。私がここで言いたいのは、裁判をしてその先ほどの一定の届け出をすれば、これは問題ないわけです。しかし前の夫がどこにいるかもわからない状況で、裁判もしようがないという状況がこれから生まれてくるかもしれない。また現在そういった方がいるのかどうかは定かではないんですが、そういったケースが生まれてくる可能性があるわけなんです。これは少し古い内容になるんですが、2007年時でマスコミが各市町村にこういったことに対しての対応について述べられている記事があったんですが、住民登録は行わなくても無戸籍の状態で国民健康保険などの行政サービスを受けられるように積極的な対応を行う市町村がある一方、相談には応じるが、前例がないという回答にとどまる市町村もあったということなんです。そして具体的に国民健康保険の加入とか、予防接種、乳幼児医療、こういったのを無戸籍でも行政サービスを受けられるような住民登録など、具体的な措置をとっている自治体として、那覇市、うるま市、嘉手納町、国頭村、それは2007年の話なんですが、これ以上増えているかもしれません。そしてうるま市に確認したところ、今現在もそのような対応をしているということがございました。市長が、昨日の一般質問、どなただったか覚えていないのですが、「前例がないということは、やってはいけないということではないと」いうような発言があったわけです。現在、名護市では先ほど言った対応をされて、住民サービスは行き届いているとは言うんですが、その市長の考え方によって、他のうるま市、そして嘉手納町、あと他の自治体もあるんですが、こういった対応を最初からやっていただければ、何の問題も生じてこないのではないか。というふうに思われるのですが、そのことについての考え方をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(島袋権勇君) 市民環境部長 岸本健君。 ◎市民環境部長(岸本健君) 名護市では、先ほども答弁しましたが、総務省が出している指導に沿って、裁判を起こしているということが確認されれば、住民票はつくれますけれども、その前の段階でおっしゃるような裁判も起こしていないけど、というときには、やはり不利益を与えてはいけないということで、住登外でやって庁内でしっかりと不利益が起こらないように連携をしています。 ○議長(島袋権勇君) 10番 渡具知武豊君。 ◆10番(渡具知武豊君) 部長が力強く「連携をしております」と半分怒っているような感じで言っていたのですが、私はそういう意味で聞いているのではなくて、しっかり取り組んでいただきたいというようなことでの質問でございますので、誤解のないようにお願いしたいと思います。それでは次に、道路行政、先ほどの答弁にもございました国道58号においては多くの観光客がかなりの台数で行き来をしている。そういう中において、名護市の玄関口となるところでありますので、これは北部国道事務所がすることではあるんですが、我々住民が常に利用しているところでもございます。そういった意味で、今回のこの仕分けの中でいろいろとあるようでございますが、これから取り組んでいくということでございますので、そのように対応していただきたいと思います。以上で一般質問を終わります。 ○議長(島袋権勇君) 10番 渡具知武豊君の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後0時12分) 再 開(午後1時30分) ○議長(島袋権勇君) 休憩前に引き続き会議を開きます。18番 長山隆君、一般質問を許します。 ◆18番(長山隆君) 皆さんこんにちは。外野席も人がいなくなって大変静かになっておりますが、これから一般質問を始めていきたいと思います。議長のお許しが出ましたので、新風21会派、18番 長山隆、一般質問に入らせていただきます。今回取り上げました事項は、農業行政では口蹄疫(こうていえき)について。そして教育行政については、複式学級の解消についてであります。それから三つ目としては、前回も取り上げましたが、防災行政についてでありますので、当局は明解なる回答をよろしくお願いいたします。それでは質問事項1 農業行政についてであります。(1)口蹄疫(こうていえき)について。宮崎県においては家畜伝染病である口蹄疫が発生し、初動態勢の遅れなどから一気に広がり18万頭余の牛や豚が殺処分されています。感染拡大防止に国、県を挙げて取り組んでいるところであります。一方では宮崎牛のブランドを守るために優良種牛の確保、保全にも力を傾けているようであります。観光立県である宮崎県も観光客の減少など、様々な影響を受けているところです。我が名護市においても対岸の火事として見ているだけでは済まされないと思いますので、口蹄疫対策について、以下の3点についてお伺いいたします。ア 市の取り組み状況について。イ 農家数及び飼育頭数について。ウ 農家支援の取り組みについて。以上、3点お伺いいたします。質問の事項2 教育行政についてであります。今回は特に(1)市内の複式学級について、少子高齢化や都市集中化等により、周辺地域では人口の減少とともに学校児童生徒も激変しているところであります。我が安和小学校においては、一昨年、学校創立100周年を迎え、盛大に式典が行われ、将来の発展を期したところでありますが、今年4月の新学期より、新2年生と3年生が複式学級になるという非常に残念なことになったところです。10年ぐらい前までは100名余の児童が在籍していましたが、ここ二、三年急激に激変し、50名余となり複式学級まで至ったのであります。複式学級は一つの教室で二つの学年を教えるので、子どもたちは戸惑い、先生方も苦労しているところであります。あまりよい風景とは言えないところです。子どもたちも落ち着いて1時間授業が受けられるためにも、複式学級を解消し、特色ある学校づくりについて市の取り組み状況をお伺いいたします。質問の事項3 防災行政についてであります。前回も取り上げたところですが、今回は特に地震と津波について質問していきたいと思います。我が沖縄県では、昔から台風銀座と言われ、台風には傷めつけられてきたところです。そのために台風や大雨等によるがけ崩れや水害に対してはある程度の対策や心構えがあると思いますが、地震や津波に対しては、あまり意識はないようであります。去った2月のチリ沖地震による津波警報についても、避難した人は非常に少ないようであります。このようなことで市民の意識づけのためにも避難訓練が必要だと思いますので、(1)地震、津波の災害対策や(2)安全マップの取り組み状況についてお伺いいたします。要旨の(3)防災無線難聴地域対策について。名護市にはまだ何カ所かの地域で無線が届かないところがありますので、安心して暮らせる地域づくりのためにも、早急に解消する必要があると思います。防災無線難聴地域対策について、お伺いいたします。以上、一般質問として二次質問は自席より行いますので、明解なる答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(島袋権勇君) 市当局の答弁を求めます。産業部長 平三男君。 ◎産業部長(平三男君) 質問事項1 要旨(1)についてお答えいたします。まずア 市の取り組み状況はどうかということでございますが、先ほど大城秀樹議員の質問にもお答えしましたが、宮崎県の感染拡大により県内でも5月の家畜競りの中止となるなど、多大な影響を受けております。名護市でも防止策といたしまして、本庁玄関や市民課の入り口、それから福祉事務所の入り口の方に消石灰の消毒液をしみ込ませたマットを設置しております。それから各支所の玄関等にも設置してございます。今後の取り組みといたしましては、沖縄県口蹄疫防止対策本部、それから北部家畜保健衛生所、JAおきなわと連携し、生産農家の支援策を講じていきたいと考えております。それからイの農家数及び飼育頭数についてでございますが、牛農家の方が43戸、飼育頭数が816頭でございます。それから豚農家の方が49戸、飼養頭数は2万4,460頭でございます。それからヤギ農家の方ですが146戸の飼養頭数は1,015頭となっております。ウ 農家支援の取り組み状況についてでございますが、沖縄県、それからJA、名護市におきましては、消石灰の配布と5月の競り市の中止を受けまして、出荷予定だった子牛の飼料、これは1頭当たり40キロでございます。1袋20キロの物を2袋と。これを配布したところであります。6月以降については、家畜競りの開催状況を見ながら対処していきたいと考えております。 ○議長(島袋権勇君) 教育次長 中本正泰君。 ◎教育次長(中本正泰君) それでは私の方から、質問の事項2 教育行政について。質問の要旨(1)複式学級解消のための特色ある学校づくりについて、答弁いたします。市内の小学校及び中学校において、複式学級のある学校は分校を含めて3校ございまして、源河小学校、屋部小学校中山分校、安和小学校となっています。学級数につきましては、源河小学校が1年・2年。それと3年・4年。5年・6年の3クラス。安和小学校が議員からありましたように、2年・3年の1クラス。中山分校が3年・4年の1クラスとなっております。ご質問にありました特色ある学校づくりにつきましては、小人数であることを生かした教育活動や地域の人材資源や自然、産業等を生かした教育活動を各学校で展開していく。例えば安和小学校におきましては、勝山シークヮーサーソングについての取り組みが新聞等でもたびたび紹介されておりますけれども、総合的な学習の時間におきまして、3年生が地域の人々について学び、4年生では地域の自然と環境、5年生では地域の産業について学んでおります。特に地域の人材を活用した教育活動が充実しておりまして、調べ物学習等における活用だけでなく、あいさつ・マナー講座や花の苗づくり、卒業記念の壁画制作などにおいても、地域の人材が活用されている状況にあります。また平成20年度には、昭和54年以降実施しております交通少年団の取り組みが評価され、沖縄県健康教育研究大会において、「学校安全優良校」として表彰を受けております。さらに平成21年度には、教育版画コンクールにおいて、「奨励賞」を受けるなど、様々な特色ある取り組みを行っているところであります。源河小学校におきましては、源河川のリュウキュウアユの放流に代表されますように、地域の自然や人材を生かした特色ある教育活動が行われております。また平成17年、18年度には名護市教育委員会の研究指定を受け、実践研究に取り組み大きな成果を上げています。小規模という学校の特性を生かして生活科や総合的な学習の時間に全校児童での学習活動に取り組んでいるところです。中山分校におきましては、3年連続でツール・ド・おきなわの一輪車部門に出場するなど、取り組みが行われております。このように複式学級のある学校においても、地域の人材や自然を活用した体験学習など、特色ある取り組みが展開されておりますけれども、子どもたちが単式学級で学べるよう、やはりよりよい教育環境を整備する必要があると考えているところです。 ○議長(島袋権勇君) 企画総務部長 山里將雄君。 ◎企画総務部長(山里將雄君) それでは私からは、事項の3 防災行政について。要旨の(1)(2)(3)を答弁させていただきます。要旨の(1)地震・津波の災害対策についてでございます。先ほど長山議員からもございましたけれども、今年の2月の末、沖縄近海と南米の2つの地震、それによる津波警報が発令されました。3月定例議会でも多くの議員の皆様からご質問いただき、それに対して答弁もさせていただきました。その答弁の中で、この地震及び津波警報で多くの課題や教訓を残したと、幾度か答弁をいたしました。今、避難所等、名護市地域防災計画の見直し、防災マップ等の検討を行っているところであります。その地域防災計画の見直しのその過程の中で、案の段階で、一度その計画案の検証を、目的の中に含めて、市民参加型の津波避難訓練を実施したいと考えております。去った6月6日には、東江区の協力をいただきまして、大雨による土砂災害を想定した訓練を実施しております。このような訓練を通して、多くの市民の皆様に自然災害の怖さを知っていただき、実際の災害時の避難の心得や方法など、そういった周知を図っていきたいと考えております。次に要旨の(2)安全マップの取り組み状況についてであります。平成20年3月避難予定場所、急傾斜地崩壊危険箇所、津波浸水予測区域等が掲載されたマップを作成しております。各区及び公共施設等に配布しております。またホームページでも現在公開しているという状況であります。今後は平成21年度以降に、沖縄県による土砂災害警戒区域の指定がありましたので、先ほど答弁した名護市地域防災計画の見直しの中で、区域の追記や避難経路の設定等を行っていきます。それにあわせて、特に津波災害に対する対策も講じていきたい。具体的には、津波時の避難箇所です。通常の災害とは違う避難箇所あるいは避難の方法が必要になってきますので、津波時の避難箇所の指定とか、あるいは津波の高さごとの浸水予測区域を記載された、そのようなマップの作成を今、検討しているところです。要旨の(3)防災無線難聴地域対策についてです。平成4年度から平成10年度にかけて防災行政無線を親局1基、中継局1基。子局99カ所整備しました。また戸別受信機を平成5年度111カ所、平成8年度81カ所、平成17年度に1カ所、合計で193カ所整備し、これを現在運営しております。ただ、最近の状況の変化といいますか、住宅の増加等に伴って、いわゆる可聴範囲が変わってきていると。いわゆる難聴地域です、防災行政無線が聞きづらいという地域が発生しております。その解消に当然努めていきたいと思っております。明らかにここは聞こえないと、防災行政無線が届かないと確認できた箇所については、戸別にそれぞれの箇所の戸別にどのような対応ができるかということを検討して、それに当たっていきたいと考えております。 ○議長(島袋権勇君) 18番 長山隆君。 ◆18番(長山隆君) 二次質問を行っていきたいと思います。口蹄疫についてでありますが、これは皆さんご存じのとおり、宮崎県では大変なことになっているわけですけれども、我が沖縄としても、絶対入ってこないという保証はないわけです。そのために宮崎県でもいろいろ車や人からうつったという話と、もう一つは野鳥、鳥から感染しているのではないかという話もあるんですけれども、鳥からの感染となると日本中どこも防げるようなことは難しいのではないかと思うんです。ですからこういうところの対策も名護市として行っているのかという一つと。それからもう一つは、牛小屋とか豚小屋はある程度、団地を形成して何頭ずつかまとまって名護市内、旧町村に団地があると思うんですけれども、こういうときはある程度、この団地ごとで防いでいけるけれども、ヤギの場合はまだ家庭でニ、三頭ずつ飼育している人たちがかなりいるんじゃないかと思うんです。ですからこういう人たちの対策はどういうふうになっているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(島袋権勇君) 産業部長 平三男君。 ◎産業部長(平三男君) 口蹄疫の感染なんですが、車、人、空気感染ということでございます。それで鳥からうつるという話を今、私ははじめて聞いたのですが、霧、水滴になって霧に乗ってうつるという話は聞いておりまして、鳥からうつるかどうかは確認してみたいと思います。それからヤギの方なんですけれども、どうしてもヤギ農家といいますと、1頭、2頭とかの零細農家が多いということで、我々としても見過ごしたら大変だということもありまして、消石灰それから飼料の方もそうなんですけれども、支所の方に置いておりました。支所の方で取りに来てくださいということでやっていたわけですけれども、なかなか取りに来られないということがありまして、直接農家の方に配布をしたり、そういうこともやってございます。予防が口蹄疫、防止策にはもうそれしかないということでございますので、去った5月31日には農家への、北部地域でありますけれども、農家へのそういう説明会も持ってございます。これは北部の方でやったわけですけれども、そういうことでこういう予防の徹底を図る以外には、今の方法、今はその方法しかないと考えております。 ○議長(島袋権勇君) 18番 長山隆君。 ◆18番(長山隆君) 鳥感染というのは、テレビである大学の教授がそういう話をしていたものですから、川南町から新しくうつった都城、あの辺まで50キロもあるから、50キロの距離をそう簡単にうつるというのはちょっと考えにくいと。そうすると、今先ほど部長がおっしゃったとおり、風に乗っていくか、あるいは鳥が持っていくかじゃないかというような予測がされているわけです。それと同時にまた人の移動が大変だという騒ぎ立てているものですから、観光客も宮崎に行ったら、また自分たちの所に持ち帰るのではないかということで、観光客の方も減ってきているということで、この口蹄疫による被害が拡大して、いろいろな面で波及しているような感じで、いろいろな大会が宮崎県で行われる大会も先延ばししているとかという状況であるわけです。そうなってくると観光立県である我が沖縄、名護市の場合も、これは風とか鳥で来るということは感染してくるということは防ぐのは大変難しいとは思うんですけれども、これにかわる何か方策はあるのかどうか、この辺ちょっと難しい問題ではあるんですけれども、今、各都道府県一番、これを心配しているわけです。ですから観光客もちゅうちょするというぐらになってくると、ちょっと日本中がおかしくなるんじゃないかというような感じさえ受けるものですから、これだけでパニックになってしまうと、困る所もあるし、またこれからヤギの話もしましたけれども、今度は鳥にうつってきたときにはどうなるかと、一つの心配事もあるんですが、鳥と牛の口蹄疫とは全然関係ないのかです、この辺ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(島袋権勇君) 産業部長 平三男君。 ◎産業部長(平三男君) 観光産業への影響といいますか、沖縄県の畜産業とそれから乳業関係の金額でいきますと、恐らく口蹄疫がもし沖縄で発生した場合、試算としては640億円という試算を県が出しております。ただこれはあくまでも風評被害による観光産業への影響というのは、考慮しないで、その部分でのみ640億円の被害が出るということが想定されておりまして、それで県の方でも、空港、港、それから北部でありますと本部港とか伊江島の港とか、そういうところについては徹底した消毒、消毒マット、消毒噴霧器、そういう運搬船の車両に対する消毒をやっています。それから鳥に対する感染はございません。これはあくまでも偶蹄の、つめが二つに割れているという、動物ということで、それで馬なども感染はしないということでございます。 ○議長(島袋権勇君) 18番 長山隆君。 ◆18番(長山隆君) なんかつめが二つある動物にしかうつらないと、馬は全然関係ないということですので、鳥もそういうことがないように願っているところです。ですからみんなが気をつけて、どんなことがあっても沖縄県あるいは我が名護市には入れないんだという気持ちで、一生懸命頑張っていただきたいと思います。特にヤギ農家というのは1、2頭しか養っていないですから、あまりその辺意識がないようでありますので、このヤギ農家については、特に配慮してやっていただきたいと思います。それから教育問題です。先ほども言いましたけれども、二、三年前に100周年迎えて万歳して喜んでいたら、翌年から生徒数が減って、とうとう複式学級になって、複式になってから今いろいろ慌て出しているんですけれども、四、五年前ですか、久志の4小学校統合案が出たときに、瀬喜田小学校を小規模校の認定校として特色を出していきたいという話がありましたけれども、この瀬喜田小学校の小規模校認定の今進んでいる状況です。現在取り組んでいることがありましたら、教えていただきたいと思います。 ○議長(島袋権勇君) 教育次長 中本正泰君。 ◎教育次長(中本正泰君) 平成18年6月に名護市立学校通学区域等審議会の答申で、今ありました二見以北小学校、源河小学校、中山分校、瀬喜田小学校ということで答申が出ておりました。瀬喜田小学校につきましては、答申後に児童数が増加傾向に転じまして、平成20年度には複式学級が解消されたということがございまして、そういうことで今特認校のお話は私たちのところではやってございません。 ○議長(島袋権勇君) 18番 長山隆君。 ◆18番(長山隆君) 瀬喜田小学校は非常にいいことです。回復してたくさんの生徒が増えるよう期待しております。私たちの安和小学校では、先ほど次長からもお話がありましたとおり、100周年に向けて100周年ソング、あるいは勝山のシークヮーサーソングとか、これは100周年については、今まで100年のこの歴史を長山正時という先生が子どもたちに講話で教えて、その子どもたちが感想文を書いて、この感想文の中から言葉を拾い出してつくったのが安和小学校ソングなんです。これが非常に好評で100周年の式典でも歌われましたし、その後何カ所かでも歌われて、こういう子どもたちが音楽に対する情操のことがあって、今度また勝山シークヮーサーの話も聞いて、シークヮーサーソングをまたみんなが詩を集めて、一つの歌にしたという非常にすばらしい取り組みはしてきているわけです。ですからこういうことをやって地域と学校とが一体になって進めてきたところではあるんですが、なかなか児童生徒を増やすというところには結ばなくて、こういう減少になっていますけれども、ひとつだけ紹介すると宮古の方でも、こういう取り組みが行われていて、授業の一環として行われている稲作体験や船釣り体験でも地域がトラクターや船を出して学校をサポートする。児童も学校外でパーントゥーをはじめ、豊年祭や夏祭り、敬老会など、地域の行事に全員が参加しているということで、学校と地域が一体に取り組んでいるということです。そしてそこの自治会長の話では、小学校は一つの財産であり、子どもの心の思い出は大人になってから島尻に帰ろうという思い、きっかけになる種まきのようなものだと、地域を活性化するためには、今の子どもを一生懸命地域で育てていけば、育てていった子どもがまた年をとったら地元に戻ってきて地域のために還元するんじゃないかという地域と学校が非常に一体となった取り組みが行われているわけです。ですからこういうことを目指して私たち安和小学校もひとつのこういうことをやってきていますけれども、なんせ子どもたちが増えないという状況であります。それで各科目ごとに特色を持たせることができるのかということです。あるいは特別に図画とか習字。図画も今までは安和小学校の子どもたちは新聞にたくさん名前が載っていましたけれども、先生がかわるとまたそういうのもすぐなくなってしまうわけです。ですから地域としては、こういうことをやるんでしたら、何年かこの先生がいるか、あるいはこれにかわる先生方を配置してもらって、それが長年続いてくると伝統として一つの地域おこしになるし、また子どもたちが安和小学校で学んでみたいということになってくるのではないかと、ですからそれと同時に区域を越えた学校へ入学できるのか。あるいは特色があるということで名護市をはじめ市外からも子どもたちが入学できることも教育委員会としてできるのかどうかです。その辺お聞きしたいと思います。 ○議長(島袋権勇君) 教育次長 中本正泰君。 ◎教育次長(中本正泰君) 先ほど安和小学校の活動の一例を紹介しましたけれども、やはり非常に学校としても頑張っているということを私たちも感じております。以前にも3月議会でも玉城健一議員からのご質問にお答えしたのですが、やはり子どもたちの教育環境を整えるということが、この子どもたちが地域に対して誇りを持ったりとか、また地域が子どもをはぐくむことによって、先ほど議員がおっしゃっておりました地域に帰ってきたときに、また地域のために何かをしたいと。そういう何といいますか、らせん系のスパイラルみたいな形の地域思いというのが出てくるのかと思っていまして、そういう意味では教育委員会としても、大変重要な視点だと思っています。瀬喜田小学校で児童数が増えたという話をしましたけれども、これは建設部の方で進めている事業でありますけれども、勝山市営住宅が今年7月に始めまして、来年の2月には完成予定だと。それで4月には募集が始まるということも聞いておりまして、6世帯が入居する予定になっておりますので、そこで児童がどれぐらい増えるのかということを注視していきたいと思っております。それと校区外からの入学ですけれども、これは例えばスポーツではもう既に市内一円といいますか。どちらからでも入れるようには、そういう理由があって入るということはできるようになっておりまして、安和小学校で例えば特徴的なことをすることによって、市外から入れるのかということにつきましては、スポーツ以外の教育課程の中でそういうことができるのかというのは、私も確認してみないと何とも言えませんけれども、そういう新たな取り組みというのができるのかどうかということも含めて検討をしたいと思っています。 ○議長(島袋権勇君) 18番 長山隆君。
    ◆18番(長山隆君) 小さい学校でスポーツで特色を持たすというのは、なかなか難しいわけです。スポーツはチームワークの競技が多いものですから、ある程度の人数がそろわないとスポーツで特色を出して人を集めるというのはちょっと難しいのではないかということで、スポーツの話はしなかったんですけれども、例えば図画とか習字、これをカリキュラムより放課後1時間か2時間をかけて、この安和小学校ではこういうことをやるという形で、特色を持たせて図画が好きな子どもたちはそこに来てもらうと。そして授業以外でも図画のことをやるとか。あるいは習字とか安和小学校は生徒数の割には、敷地は非常に広いものですから、農園関係、植物を植えて、これが種から育っていく過程を研究させて、その研究を発表するというような教育にしていけば、毎年安和小学校に来て1年間でできる植物を自分で毎日育てながら研究してこれを発表してもらうという形のことをとっていけば、どんどん子どもたちが増えてくるんじゃないかと思います。市営住宅をつくるとか、企業誘致するということも将来的にはこういうこともやっていかなければいけないんじゃないかとは思うんですけれども、安定してずっと子どもたちが来るような形をとっていかないと長続きしないんじゃないかと思うものですから、どんな形の特色をつくれば集まってくるかということを、もし教育委員会でノウハウを持っていましたら、ひとつお願いしたいと思います。 ○議長(島袋権勇君) 教育長 比嘉恵一君。 ◎教育長(比嘉恵一君) やはり学校に希望者が、生徒が外部から行きたいという学校づくりというのは、その学校に魅力がないといかんと思います。だからその地域の実態を踏まえた学校の特色づくりというのが、非常に重要になってくると思います。それで今安和小学校では、二つの大きな特色があるんじゃないかと思っています。一つは生徒たちの創作活動、これが非常にほかの学校に比べて顕著なんです。実績があります。例えば先ほどから出ている教育版画のコンクールであるとか、読書感想画コンクールとか、これは全国的な賞をもらっていますよね。県内ではもちろんトップです。全国的な賞をもらっている。それから先ほど記念ソングがありました。これは作詞も作曲も生徒たちがつくっているわけです。子どもたちがつくっています。例えば創立100周年のソングがありました。それから交通少年団による交通安全ソングができて、そしてそれはまた運動会でダンスの振りつけをして、また子どもたちがそういうふうにつないでいると。そして勝山シークヮーサー、これについては本当に全県的に広がるような形でCDもできて、非常に注目されています。こういうふうな創作活動をもっと生かすような工夫が必要ではないかと。そのためには、先ほど長山議員がおっしゃったように、一つは地域との連携、先生方は三、四年たっていくと異動があるものですから、専門の先生方は長い間とどめてやるというのは大変限界があります。地域には地域人材がたくさんありまして、ここも二つ目の特色として挙げられると思います。今、安和小学校で非常に目立っているのは、学校支援地域本部事業。これが非常にうまくいっているんです。これは何かというと外部人材、地域の人材を非常にうまく取り入れて、その人たちの活動が本当に顕著になっています。あいさつ運動もそうだし、マナー講座、マナー講座は地域の人たちの講師、学校に教壇に立ってもらってしっかりとやっている。それから花づくり、ここは花の里の人材、それから壁画づくり、これは高校の教師が来ていますよね。そういう形で部活動も玉城さんという空手の有名な方がいましてやっていると。そういうふうな地域の方々の力が安和小学校に非常に大きく注がれている。それがやはり二つ目の大きな特色じゃないかと思います。だから例えば創作活動を継続していくためにも、こういう関係の方々、今、去年まででしたか、勝山の区長がコーディネーターになってこの地域人材と学校との交流を深めていますけれども、こういうコーディネーターをしっかり置いて、安和の特色をつくっていくということならば、全県から創作活動、例えば図画とか、それからいろいろ歌をつくったりとか、この前14歳の少年が映画をつくって今話題になっていますよね。こういうふうな創作活動を掘り起こすとか、こういうものをすれば、今の複式学級あと2人いれば単式に戻るわけですから、そのあと2人をどう外部から入れるか、この辺も考えながらやると。特色ある学校づくり、これは非常に大きな重要な課題になっていくんじゃないかと思っています。かぎはそこにあるんじゃないかと思っています。 ○議長(島袋権勇君) 18番 長山隆君。 ◆18番(長山隆君) 生徒数はあと1人、2人で足りるんです。そしていろいろ私たちも当たってみたら、親は納得してくれるんですけれども、子どもの転校というのが難しいんです。これを無理やりに子どもを引き連れてきて、こっちで学校出なさいというわけにはいかないものですから、学校に魅力をつくってこの子どもたちが安和小学校はいいから行きたいなという思わせるのがねらいなんです。それで先ほども教育長がおっしゃっていました宮城良勝さんがいろいろ骨を折って、2カ年間頑張って学校支援の事業をやってきて、今ようやく軌道に乗ってきているところです。ですからそういう形でみんないろいろな面で協力はしてきていますけれども、これを発表する場がなかなかないのか。また新聞が取り上げてくれて、こういうのをやるとある程度は目を向けて、じゃあ安和小学校に行ってみようかという子どもたちが増えれば一番いいんじゃないかと思っていますので、ぜひこの辺のことを考慮して、教育委員会の方でこういう子どもたちの発表の場を、今は童話お話大会とかいろいろとあることはあるんですけれども、学校体験、学校がこういう形でおもしろいですという発表するような、これは子どもたちだけでなくてもいいですけれども、PTAの大会とか、あるいはほかの集まりの中でもこういうことを発表する場を設けていただけるのかどうかです。これ最後にお聞きしたいと思います。 ○議長(島袋権勇君) 教育次長 中本正泰君。 ◎教育次長(中本正泰君) 名護市内においてはまず社会教育だよりという教育委員会の中でも社会教育だよりがありますので、それで今各区の動き、又はトピックというんですか、話題は取り上げておりますけれども、その中で積極的にまた学校の話題も取り上げていきたいと思いますし、また市民のひろばでもそういう対応ができるかなと思いますので、委員会としてもまた市長部局の方と連携をしながら対応していきたいと思っております。 ○議長(島袋権勇君) 18番 長山隆君。 ◆18番(長山隆君) よろしくお願いします。安和としては非常に重要な問題ですので、これからもまた地域も一生懸命考えていきますし、教育委員会の方もぜひご尽力していただいて、来年から複式学級が解消されるようにひとつご協力よろしくお願いしたいと思います。それでは3番目の防災についてであります。防災の件は、私たち総務財政委員会で今度、岩手県の久慈市というところを研修してきましたので、この研修行ってきて何も言わないと困るかと思いまして、今度取り上げてありますので、まず久慈市の状況からお話したいと思いますが、久慈市は消防署と防災センターを一緒につくられています。そしてその防災センターの中でいろいろ模擬訓練や今まで起きた火災、それから災害等のビデオをずっと流して、各学校の子どもたち、あるいは団体等がこれを見学に来るということで、年間約6,000名ぐらいの皆さんがいつもこの防災センターに来て、防災意識を高めているという状況ではあります。しかし先ほど今年の2月28日のチリ沖地震による津波の警報については、久慈市の方でも避難した人は約6%ぐらいということで、担当者の方はちょっと意識が薄いなと、もう少し何とか考えていかなければいけないんじゃないかというような話はしておりました。ですけれども、向こうは非常にそういうところは完備されていて、非常にすばらしくこの防災について、今まで傷めつけられてきているものですから、地震とか火災でも何百人という人が亡くなったりして、そういう経験を踏まえてきて、すばらしい設備を整えております。その中でいろいろな議論するような事務室からつくって、倉庫がわりになっているところもありますけれども、そういうことで、今度名護市に置きかえてみて、地震が起きているこの最中はどうすることもできないですから、そのままじっとすることしかないんですが、地震起きた後の津波が起きたときに、どこにどうするかというパニックとかはないわけです。まだ名護市には完備されていないし、あるいは今回みたいによそで起きた地震によって、何時間後に来る津波というのもあるわけです。ですからこういう時間のあるときの避難の仕方、それから時間がないときの避難の仕方というのを、津波には2種類あると思うんです。ですからこの辺の考え方を今すぐどうこうということはないと思いますけれども、これによって岩手県ではこれはこういう地図がつくられて、何メートルの津波が来たらどこまでが危ないですと、何メートルまできたらどこまでということで、50センチから6メートルまでの全部色分けされているわけです。ですからこういう地図をつくって、各家庭にでも配置しておくと、この方たちはこれを見て、いざ使うということはほとんどないとは思うんですが、ただ意識づけのために非常に必要ではないかということで、こういうのを先につくってやっていただきたい。これはいざというときにしか使わないものですから、なかなか日ごろから、これに目を向ける人は少ないのですが、それと同時にあとは名護市内において海抜を表示するということも必要じゃないかと思うんです。この地域は海抜いくらですと、この地域は海抜いくらですということを表示しておけば、いざ津波のときには、情報では50センチとか1メートルとか、情報が出てくると。この辺ぐらいまで行けば大丈夫だなという安心するということもあるわけです。ということで、この辺の取り組みをどういう形で進めていくのか。これはきょうやるあしたやるということではなくて、少なくとも1年間ぐらいのうちにはこれをまとめて、ある程度の方針は出さないと、いつ来るかというのは予測はできないものですから、これをきれいにつくって一回も使わなかったということになれば一番いいことですので、この辺の進め方といいますか、役所の考え方について、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(島袋権勇君) 企画総務部長 山里將雄君。 ◎企画総務部長(山里將雄君) 今、議員からの久慈市の報告を聞きまして、非常に先進的な取り組みをなさっていると思ったんですが、そのような取り組みをなさっている市であっても、やはり住民の意識は低いということがあると、それは非常にショックといいますか、衝撃であります。いかに防災を住民にきちっと。いわゆる備え、防災に対する意識を高めていくということが難しいかということを改めて考えるものであります。久慈市のような形のものが名護市ですぐできるかどうか、議員がおっしゃるとおり、これはなかなか難しいところではあるんですが、先ほどの答弁でも述べましたとおり、地域防災計画の見直しをしていると。本来この地域防災計画はいわゆる土砂災害地域の名護市の指定の拡大、それに対応するために行うという予定だったものが、この2月の災害、地震、津波警報、こういったことでいわゆるいろんな課題を得たということで、全体的な見直しを今やろうとしております。先ほどご指摘のあった津波の高さに応じた避難箇所といいますか、その海抜を表示したマップとか、そういったものも実は検討している。実はといいますか、先ほどの一次答弁でもそのように申し上げたつもりではございますけれども、津波の高さごとの浸水区域を記載したマップ等々の作成、これも今考えております。それから津波の災害が想定された場合に必要なそういう避難箇所の指定等々を図っていきたいと思っております。久慈市をごらんになったということでございますので、ぜひそのことを今報告を受けたんですけれども、もう少しまた詳しく教えていただければぜひ参考にして、名護市の対応も考えていきたいと思います。 ○議長(島袋権勇君) 18番 長山隆君。 ◆18番(長山隆君) そういう問題は今すぐということではありませんので、じっくり考えて、名護市は名護市としての防災計画を十分に立てて、市民が安心して暮らせるようなまちにしていただきたいと思います。ただ標識が立っているだけでも安心するわけです。ここは津波のときの避難場所ですという標識とか、あるいは矢印、こういうのを見るだけでも、安心すると思いますので、ぜひその辺は十分検討して、すばらしいのをつくっていただきたいと思います。それから3番目の防災無線の届かない地域です。私はこれは想定しているのは部間のことなんです。いつも言っていますけれども、10世帯しかなくて、みんな年寄りばかりいる地域で、防災無線が聞こえないということが、今回の2月のときに非常に不安になったと。ですからこれだけでも聞こえるようにしてくれないかねというのが切実な要望があるものですから、この辺はぜひ頭において、やっていただきたいと思います。ブロードバンドが12月にできるとかというものですから、これと一緒にできるんじゃないかということを考えたりもしましたけれども、これとは全然関係ないということで、防災無線は防災無線として独自にやるということですので、ぜひこれは戸別でもいいですし、こういう形で地域のお年寄りたちが安心して暮らせる地域づくりのために、ひとつ協力して頑張っていただきたいと思います。それでは長山隆これで一般質問を終わります。 ○議長(島袋権勇君) 18番 長山隆君の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。休 憩(午後2時24分) 再 開(午後2時33分) ○議長(島袋権勇君) 休憩前に引き続き会議を開きます。14番 神山正樹君、一般質問を許します。 暫時休憩いたします。休 憩(午後2時33分) 再 開(午後2時34分) ○議長(島袋権勇君) 休憩前に引き続き会議を開きます。14番 神山正樹君。 ◆14番(神山正樹君) ただいま議長のお許しが出ましたので、仁の会、14番、神山正樹一般質問を行います。今回の一般質問は地域のインフラ整備状況や医療、福祉に関する質問です。今回の質問は平成20年3月に一般質問をした道路行政、そして医療福祉に関する質問とほぼ似通ったというか、その内容に近いものだと思っておりますので、ご答弁の方よろしくお願いいたします。質問の事項1 道路行政について。質問の要旨(1)大宮小学校前線の道路整備について伺います。平成19年11月に宮里区の区長より大宮小学校前線の終点部分の未整備区間について要請がなされています。私も平成20年3月定例議会において一般質問に取り上げてきました。現在の取り組み状況についてお聞かせください。これは平成20年3月定例議会におきましては、宮里市営住宅が建てかえられ、市営住宅前の宮里大北線の安全施設が不十分であったこと。宮里四丁目の区画整理について、市道名護70号線の危険な道路の整備、名座喜1号線の危険な道路の整備、大宮小学校前線の終点部分の未整備区間についての5件を取り上げてきました。市営住宅前の宮里大北線の安全施設については、外廓線の整備に伴い、横断歩道の白線や信号機、カーブミラー等の設置整備が進められました。名座喜1号線についても、路線名が宮里大南線に変更され、概略設計が終了し、実施設計に入る段階までに来ている状況にあるとのことで、早期整備に期待しているところであります。大宮小学校前線につきましては、終点部分の未整備区間が名護市道路整備プログラム、これは平成21年度改訂版によると、短期~中期整備路線に位置づけられていますが、地域においては説明がなされていないため、整備ができないのか心配しているところですので、今回取り上げております。質問の要旨(2)排水溝の維持管理について。5月29日から30日午前中にかけ大雨・洪水警報が出されていました。特に29日の午後3時半までの雨量が58.5ミリで、5月の観測史上最大となる1時間雨量を記録したとの報道もありました。地域内の道路状況を見てみますと、市内からバスターミナルに向けての中央線や宮里大北線、市道70号線で道路の冠水が確認されました。雨水の排水に重要な排水溝・側溝等の維持管理はどのようにしているのか伺います。質問の事項2 障害基礎年金について。質問の要旨(1)名護市において障害者手帳1級・2級をお持ちの方は何名おられるのかお伺いします。質問の要旨(2)障害者手帳1級・2級をお持ちの方はすべて、障害基礎年金を支給されていますか。この質問は現在私が相談を受けて取り組んでいる問題であり、名護市において約6名ぐらいの方が障害基礎年金がもらえない、つまり受給されていない状況にあるとの情報も寄せられていることから、その状況がわかればと思い質問させていただいておりますので、よろしくお願いします。質問の事項3 医療費等現物給付化について。質問の要旨(1)出産費用や高額医療費の現物給付化について伺います。最近、若い方々から出産時の病院への支払いについての現物給付化とその他の方々から高額医療における現物給付化はできないものかよく問われますが、本市としては現物給付化は検討していないかお聞かせください。この問題において、出産費用の件では、昨年の10月1日から国の制度として始まった出産育児一時金等の医療機関等へ直接支払制度として利用することができ、安心して出産することができるようになっていますが、妊産婦への周知方法等はどのようになっているのかをお聞かせください。以上一般質問とし、二次質問につきましては、自席より事項の要旨ごとに行いたいと思いますので、議長のお取り計らいをお願いいたします。 ○議長(島袋権勇君) 質問者より事項の要旨ごとの一問一答の申し出がございますので、答弁をする市当局はそのようにお取り計らいをお願いいたします。市当局の答弁を求めます。建設部長 比嘉富士雄君。 ◎建設部長(比嘉富士雄君) それでは質問事項の1 要旨(1)についてお答えいたします。ご質問の未整備期間の整備につきましては、平成21年度改訂しました道路整備プログラムにおいて短期、中期整備として位置づけておりますことから、平成25年度ごろに事業化を目指す路線となっております。事業化につきましては現在、街路事業として整備を進めている山手線、大北大西線、外廓線の早期開通とあわせて新規整備路線として計画している宮里大南線の進捗状況、当該路線の採択要件等を踏まえ検討していきたいと考えているところでございます。 ○議長(島袋権勇君) 14番 神山正樹君。 ◆14番(神山正樹君) これは短期から中期ということで、平成25年度ごろ、この名護市道路整備プログラム、平成21年度改訂版におきまして、いろんな道路の状況を踏まえて、その利用状況も踏まえて、見直しをかけたかと思うんですけれども、その見直しをかけるときに、しっかりとした地域への説明が行われているのかどうかです。これがないのでどうなっているのかということが来るわけですから、各地区からいろんな要望が出ていると思います。その要望を踏まえて、それがその道路整備の事業でやるのか、要請事項として整備をしていくのかといろいろ段階があるはずですので、その説明はどうなっているんでしょうか。 ○議長(島袋権勇君) 建設部長 比嘉富士雄君。 ◎建設部長(比嘉富士雄君) 今回の道路整備プログラムにおいては個別に各行政区、字区に説明はしているところではございませんけれども、ただその要望事項として各行政区の課題となっている道路について要望等を受け付け、それに基づいて総体的に名護市のネットワークを考慮して、その段階的に点数の評価によって、短期、中期、長期という評価をして道路整備プログラムを整備して公表しているところでございます。また今回の大宮小学校前路線については、平成25年ごろということの位置づけをしておりますので、現在の宮里大南線の説明会を予定しております。それに基づいて理解が得られましたら、都市計画決定をいたしまして、そのめどがつきましたら、早速そこの説明会にも赴きたいという考え方を持っているところでございます。 ○議長(島袋権勇君) 14番 神山正樹君。 ◆14番(神山正樹君) 現在この大宮小学校前線の道路整備については、たしか平成20年3月の定例議会において進捗率が82%でしたか。その程度完了していると。残りの部分については、平成25年ごろ、これは宮里大南線がこれを道路整備が入ってからということですかね。ということで、平成25年ごろに整備がされるということでありますので、しっかり整備をお願いしたいと思います。それでは質問の要旨(2)の方お願いします。 ○議長(島袋権勇君) 建設部長 比嘉富士雄君。 ◎建設部長(比嘉富士雄君) 質問事項の1 要旨(2)について、お答えいたします。道路の冠水が発生する主な要因としては、次のことが考えられると思っております。一つには道路側溝に土砂等が堆積することによって、排水機能が低下し、雨水が排除されないで道路にたまり冠水が起こるということと。もう一つには道路側溝は機能しているが、側溝流末の幹線排水路の水位が大雨や潮位の影響で上昇し、道路側溝の排水機能が失われ、排水が道路にあふれて冠水が起こるということが考えられると思います。中央線や宮里大北線の道路側溝の流末は、港川雨水幹線となっておりますが、その周辺での道路冠水が見受けられないことから、道路側溝の詰まりで道路冠水が発生したものと考えられますので、現場調査を実施、原因究明後対処してまいりたいと考えているところであります。それから市道名護70号線の道路冠水箇所については、現場がもともとの低地帯に位置することから、流末である屋部川の水位の上昇の影響を受けて冠水したと考えられますが、道路側溝の土砂の堆積状況等も調査し、原因究明をしてまいりたいと考えております。それから現在、排水路等の維持管理については、区長や地域住民等からの通報や要請に基づき、その都度現場調査を行い、しゅんせつ等の対応を行っているところであります。 ○議長(島袋権勇君) 14番 神山正樹君。 ◆14番(神山正樹君) この排水溝の維持管理についてなんですけれども、道路の状況を見てみますと、確かに土砂の堆積というのは表面からはわからない状況なんです。ただ鉄製の部分において草木が生えている。木が生えているところもあるわけですから、その辺の維持管理はどうなっているのかなと。それによってその木がその下の方まで堆積している所まで根をおろして、それで水がはけないのかという所もあって、特に宮里大北線とか、中央線の方では、ちょうど交差点になっている部分の両サイド、両側です。四つの角の付近がかなり水がたまっている状況にもあったり、途中草が生えていて、水がはけない状況で、そこを走らすと、この前見たんですが、車が走ってきて小学生に水をかぶせているわけです。そういった状況もかなりひどい水たまりになっている状況にありますので、その辺は例えば今から9月、10月まで調査して、来年の4月以降、雨季に入る手前で、名護市の単費予算でもしっかりその維持管理はできないのかです。というのも毎年梅雨の時期にはそういった状況が見られるということです。もう一つは名護70号線、これも平成20年の3月定例議会でお話はしたと思います。部長も一緒に現場を見たかなり危険な道路でもあるし、一緒に現場を見て、そこの部分がただ単に泥をさらった、堆積土をさらっただけではだめだと。屋部川に注いでいる管のもあって、直接屋部川にバスターミナル付近から持っていくのか、それとも上流の方から持っていくのかによって違うものですから、その辺どうなんでしょうかね。物すごく水がたまるんです、向こうは。どう管理していくのか。 ○議長(島袋権勇君) 建設部長 比嘉富士雄君。 ◎建設部長(比嘉富士雄君) 側溝等について、現在は堆積等が見受けられる場合には、これまではふたを外してスコップでやるという原始的な方法でやっておりましたけれども、近年はほとんどバキュームによって、それを吸い取っていくという方法でやっておりますので、そういう場所が究明できた場合には、その方法を早急にとっていくということで対応したいと思っておりますので、堆積が見受けられる場合には、来年度ということではなくて、早急にやはり台風前に対応はしていきたいと考えているところでございます。それから70号線については、都度都度これまでも神山議員からご質問をいただいているところではありますけれども、以前に測量を入れております。勾配をどれだけの高低差があるのかということで、屋部川の末端とちょうど58号入り口です。そこの部分の高低差をとっていますと。高低差はある一定の高低差がありますけれども、屋部川が1メートル以上、2メートルぐらいです。1メートル以上上昇するとはけにくくなるという状態があります。その口をかえるのかといいますと、58号を通ってかなり上流部に持っていかないと、なかなか難しいということになりますと、また勾配がなおさら緩やかになってかなり厳しい部分があるということもありまして、こちらもこれまでかなり思案をしてまいりましたけれども、現状としては堆積土のしゅんせつを行いながら、それを対応をしていくという状況であります。この港川幹線に通じているこの70号線については、排水路の老朽化が見受けられる場合には、また下水道の工事、それを改良するという手法もありますけれども、現在のところは完了という形になっておりますので、その辺も今現在厳しい状況であります。 ○議長(島袋権勇君) 14番 神山正樹君。 ◆14番(神山正樹君) いずれにしても、地域から恐らく要望等も出されるかと思います。堆積土の処理とか、その辺は対応方お願いしたいと思います。それでは質問の事項2 障害基礎年金について。これは質問の要旨(1)(2)一緒にお願いしたいと思います。 ○議長(島袋権勇君) 健康福祉部長 宮城秀樹君。 ◎健康福祉部長(宮城秀樹君) 質問事項の2 障害基礎年金について。要旨(1)でございますが、平成22年3月31日現在で本市の身体障害者手帳につきまして、1級が944人、2級が552人となっております。次の(2)障害者手帳1級・2級が障害基礎年金を受給されているかどうかということでございますが、障害者手帳の障害等級と国民年金、国民年金障害等級では、判断基準が異なるため手帳の交付を受けられても障害年金の障害程度には該当しないこともあるようであります。その件については、年金機構の方では年金事務所に相談するようにというパンフレット等も準備してございます。要件といたしましては、障害基礎年金、障害厚生年金の受給要件といたしましては、国民年金又は厚生年金加入期間である間に、障がいの原因となった傷病の初診日があること。それから障害認定日において、国民年金、厚生年金の障害等級に該当していること。それから保険料の納付要件を満たしていること。その3件を挙げておりますが、すべて満たしていることが必要となるようでございます。 ○議長(島袋権勇君) 14番 神山正樹君。 ◆14番(神山正樹君) 名護市において、確かに部長のおっしゃられていたことは調べて、それが障害者手帳の受給者と障害基礎年金を受給するというのは違うところがありますということでした。これは私も社会保険事務所に行って確認はとってきたことなんですけれども、この名護市における障害者手帳1級・2級については、まだまだその障害者手帳を受けられるというような状況がわかっていない方がかなりいるんじゃないかと思っています。これは私最近、相談を受けたところによると、どこでどういうふうな手続をするのかということも知らないんです。病院によってはそのかかりつけの医者が診察をして、これを持って役所に相談に行きなさいという方もおれば、ただ診療して終わっているところもあるということで、なかなかそのような状況がわからない。そういったものと、それとその障害基礎年金、もしくは厚生年金保険ですか、障害厚生年金というものがあって、それもどういった手続をしたらいいのかわからないというのがあって、この前、私のところに相談に来ているのがもう今現在73歳なんです。これがどうして受けられないかというと、65歳になる1日前までに手続をしないとだめだと。これが65歳まで消滅しない受給権ということで、これが基本権となっている。これは年金の受給要件に該当したあかしとして、基本権が認められているわけですけれども、これがさらに5年たつともう時効消滅するということで受給権がもうなくなるというのと、支分権というのがあって、全くそれを知らない方は、受給されないということで、今一生懸命、社会保険事務所とか通って説明を受けたりしているわけですけれども、例えば手帳の交付年が平成元年です。医者によるとこれはその方の障がいは先天性ということで、生まれたときから悪いんだと、この状況なんだということがあって、その診療にかかった病院がもう既に廃業してしまって、初診日というのがわからない。今、診療所によるとカルテを5年間保管すると。5年以上になると廃棄処分しているために、ほとんどとれる状況ではないんだと。さらに病院がつぶれているわけですから、初診日が全くわからないということで、その手続を行うために、平成21年に病院の先生にお願いして、診断書をつくってもらいました。この診断書約8,000円近くするそうです。その中で「先天性」ということでありますので、これは必ずしも該当しないわけじゃないだろうということで、病院の先生にも言われて、那覇の社会保険事務所とか行って相談したんですけれども、これがだめだったということで、これだけではまずいので、社会保険労務士の意見を聞いてそれもしっかりその意見をもってさらに病院の先生の意見書ももって、尋ねたところ、那覇のパーソナルマネジメントサポート、これは社会保険労務士の団体の中で、いろいろと担当されている方を紹介していただいて、その方がそこの所長が今回一緒に行ってもらうんですけれども、名護にはこういった方々が約6名いると聞いているんですけれども、部長の方でその辺わかりますか。例えば国民年金になるかと思うんですけれども、これは市民環境部長なのか、健康福祉部長なのかちょっとわかりませんけれども、大体6名ぐらいいるそうです。 ○議長(島袋権勇君) 市民環境部長 岸本健君。 ◎市民環境部長(岸本健君) 今、確認したところ、名護にそういう方がいらっしゃるかどうかということがわからないということで、調べておきたいと思います。 ○議長(島袋権勇君) 14番 神山正樹君。 ◆14番(神山正樹君) よろしくお願いします。これは私もその処理が済み次第、また確認はとっていきたいと思います。というのは、先ほど部長から話があったように、これは障害者手帳で、障害者等級で1級というだけでは、障害年金は支給されないというものをしっかりチェックして確認はされているわけですけれども、こういったもうお年が73歳で、無年金で生活するという状況で、障がいを負いながら生活している。大変厳しい状況の中で生活しているということで、今まさに本当、社会保険事務所とけんか状態なんです。それをいろんな方々の協力を得て、今その整理をしていこうとしているんですけれども、かなりこの65歳から5年間、請求がないとこれは受けられる状況ではないんだということで簡単にあしらわれてしまって、この今のお年寄りの中には大分そういった方々がいるんじゃないかと思われますので、窓口の方としても、やはり障害手帳1級・2級持っている方で受給されない方もいるんですけれども、その手続はやはりしっかり指導というか、お知らせをしていただきたいと思っておりますので、その辺どういった形で周知されるのかというのをお願いします。 ○議長(島袋権勇君) 健康福祉部長 宮城秀樹君。 ◎健康福祉部長(宮城秀樹君) 周知方法についてでございますが、窓口にいらっしゃって、窓口の対応で先ほど私が少し説明しました年金機構からのパンフレットがございます。パンフレットを提示しまして、内容について事細かに説明というところまではいきませんが、そういう違いがあるので年金の方に相談をされるようにということであったりとか、あとは減免であったり、そういう書類の一覧をまとめて、例えばNHKの免除であったりとか、有料道路の割引だったり、もろもろの資料をお上げして説明をしているところでございます。 ○議長(島袋権勇君) 14番 神山正樹君。 ◆14番(神山正樹君) ぜひそのような方々が、障がいを持った方々が常に相談しやすい窓口づくりをしていただきたいと思っております。これについてはまた近々私もいろいろと調べるものがありますので、ぜひお伺いさせていただきたいと思います。事項3 医療費現物給付化について、お願いします。 ○議長(島袋権勇君) 健康福祉部長 宮城秀樹君。 ◎健康福祉部長(宮城秀樹君) 事項3 医療費の現物給付化について。要旨(1)出産費用や高額療養費の現物給付化についてでございますが、出産費につきましては、先ほど議員おっしゃったとおり平成21年の10月より現物給付が導入されております。周知方法といたしましては、医療機関におきまして、まず初診のときに保険証を確認して、それから妊娠中期になりますと説明を、いわゆる出産育児一時金の医療機関直接支払制度の合意についてという文書を説明するということになっております。それで出産に至りまして現物給付がなされるということで、医療機関の方でもそういう契約がございますので、医療機関の方で説明をすると。それから市におきましては、健康だよりであったり、そういうふうなところで啓発を図っているという状況にございます。それから高額医療における現物給付化の件でございますが、現在は申請によりまして自己負担限度額を超える負担分を一時的であります、一時的に無利息貸し付けをする制度がございまして、高額療養費支給額をそのまま一時貸し付けの支払いに充当することにより、被保険者の負担を限度額でとどめる高額療養費の貸し付け制度というのがございまして、それは貸し付けという借りるという一時的な手続がございますが、現金の動きが本人と病院の間にはないということで、一応現物給付の体をなしているんじゃないかということで、その制度がしばらく続いている状況にございます。それから入院による医療費を自己負担限度額の範囲内にとどめる限度額認定証を申請に基づきまして交付、それから被保険者に対する現物給付と同様な対応を行っております。それから人工透析等の厚生労働大臣の指定する特定疾病の方につきましては、特定疾病療養受領証を医療機関窓口で提示することにより、自己負担月額を1万円にとどめる制度などがあり、それを運用している状況でございます。平成20年度の高額療養費の貸し付け件数でございますが、5,065件ございました。 ○議長(島袋権勇君) 14番 神山正樹君。 ◆14番(神山正樹君) 出産育児一時金のこれは直接支払い制度については、この前説明を受けてすぐこの若い方々を集めて、その報告をしてちゃんと病院等で説明を受けられるということもお聞きしましたので、それを説明しました。これは大変喜んでいただいています。ただ逆に、このお年寄りとか人工透析とかいろいろとこの用紙もいただいているんですけれども、やはり言葉が難しいです。字句が難しくて、もう少し簡単に説明できないものかと思っていたのですけれども、こういった手続もこれは病院の方でしっかりと説明されるのでしょうか、病院側の方で。 ○議長(島袋権勇君) 健康福祉部長 宮城秀樹君。 ◎健康福祉部長(宮城秀樹君) 貸し付けに関しましては病院の方も周知しておりまして、そういう制度の説明も行っているところでございます。 ○議長(島袋権勇君) 14番 神山正樹君。 ◆14番(神山正樹君) この貸し付けの部分で、この前ちょっと私もこの貸し付けというのは、あまりよくわからなかったんですけれども、その相談を受けた方に、「貸し付け申請書もありますよ」と言ったら、「金を借りるのか」と言う質問が逆に返ってきたものですから、この前、健康福祉部の方々と話をしたら、いやそうじゃないんだという話も聞いたものですから、私の方も理解をして、また相談を受けた方々に説明をしようかと思っております。名前の方がかなり、貸し付けとか、疾病受領証再交付申請書とか、難しい名前になっているものですから、かなりなかなか私の方も説明しづらい部分もあったものですので、これは何かもう少し健康福祉部内で、わかりやすい説明書とかはないのでしょうか。 ○議長(島袋権勇君) 健康福祉部長 宮城秀樹君。 ◎健康福祉部長(宮城秀樹君) 確かにおっしゃるとおり、貸し付けということなると、また返さないといけないという頭が働くことは確かと思います。これは現物給付と同様な位置づけで貸し付けという形にはなりますが、本人との現金の動きがないということが周知されていないという部分がもしあるのであれば、名称は貸し付けということで、国民健康保険制度の名称になっているかと思いますが、その辺はもう少しわかりやすいような方法があるのかどうか。検討を進めてぜひわかりやすいようなサービスにつなげていきたいと思います。 ○議長(島袋権勇君) 14番 神山正樹君。 ◆14番(神山正樹君) この貸し付け制度とか、標準負担額減額認定申請書、それから疾病受領証再交付申請書等のこのパンフレットとかはあるのでしょうか。もしあったら、私もすぐもらいに行きたいんですけれども。 ○議長(島袋権勇君) 健康福祉部長 宮城秀樹君。 ◎健康福祉部長(宮城秀樹君) 今その詳しい内容についてのパンフレットの確認はできておりません。もし窓口で確認して先ほどのわかりやすい説明とあわせて、何らかの準備をして窓口に備えられる状況であれば、備えていきたいと思っております。 ○議長(島袋権勇君) 14番 神山正樹君。 ◆14番(神山正樹君) いずれにしても、安心して医療にかかれるというような状況、体制をつくっていくのも我々また行政側の役割だと思っておりますので、ぜひわかりやすい説明をして、しっかりまた市民の安心した医療にとりかかれるようにやっていければと思っております。この中の説明も一生懸命やっていくわけですけれども、一つ問題として、国民健康保険税の部分でその部分が医療にかかわってくるのかと思うのですけれども、この辺どうなのでしょうか。若い方が大分税を納めるのが低くなっている状況なのかと思うんですけれども、そういった方々にも一生懸命説明をして、納めていただいて、安心した医療が受けられるというところについては、今はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(島袋権勇君) 健康福祉部長 宮城秀樹君。 ◎健康福祉部長(宮城秀樹君) おっしゃるとおり医療保険制度の保険税でございます。皆さんの拠出された税の中で医療制度を維持しているわけでありますので、納税の義務、その他につきましては、パンフレット等を準備して広く市民に理解を求めてきているところでございます。 ○議長(島袋権勇君) 14番 神山正樹君。 ◆14番(神山正樹君) 税の徴収については、市の職員が夜、グループを組んで一生懸命お願いして回っているときに、大変ご苦労を感じているところであります。ぜひそれもまた我々は周知する役目も持っているかと思いますので、また議員諸公の皆さんもしっかり市民に説明していただいて、税をしっかり納めていただくという体制づくりも必要かと思っております。 ○議長(島袋権勇君) 市長 稲嶺進君。 ◎市長(稲嶺進君) 補足として、先ほど健康福祉部長が答弁したんですが、その申請書類など、先ほど神山議員がおっしゃるように、いわゆる専門用語であるとか、役所言葉であるとかというようなことでもって、その内容がわかりにくい、理解しづらいというようなこともご指摘がありました。これについて中にいるものとしてなかなかそこまで気がつかなかったという部分もやはりあると思うんですが、その申請書類等は一応全部チェックをして、わかりやすい表現であったり、あるいはまた説明を加えるなどというようなことをやるために、早速調査に入って検討を始めたいと思います。それから先ほど国保税の夜間徴収の話もありました。私も職員と一緒に回ったんですが、やはり払えないということで手帳の更新になかなか役所に来にくいというようなこともよくありましたが、まずは役所に来ていただいて、更新の手続をして手帳をしっかり交付することで、診療が遅れたり、あるいは病が進行してからとかいうようなことにならないようにという、そういう説明をする中で本当に理解を共有できましたし、そのおかげで今度納付率が90%を超えるという達成することができまして、いろいろペナルティーが科されないような成績を今度上げることができました。先ほど神山議員からもありましたように、議員の皆様方にも地域でいろんなご相談を受けると思いますから、そのようなときにひとつご助言いただければありがたいと思います。 ○議長(島袋権勇君) 14番 神山正樹君。 ◆14番(神山正樹君) 私、神山正樹、これで一般質問をこれで終わります ○議長(島袋権勇君) 14番 神山正樹君の一般質問を終わります。本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。散 会(午後3時16分)...